詐欺被害より許せない二次被害|「取り戻せます」に潜む危険
詐欺被害より許せない「二次被害」――傷ついた人を再び狙う者たち
被害者の心に忍び寄る第二の罠
詐欺被害に遭った人は、お金を失っただけではありません。
自分を責め、
恥ずかしさを抱え、
誰にも相談できず、
「なんとかお金を取り戻したい」
という思いでいっぱいになります。
そんな傷ついた人の心につけ込むのが「二次被害」です。
近年、ロマンス詐欺や投資詐欺の被害者を狙い、
「被害金を取り戻せます」
「返金成功率〇%です」
「海外口座を追跡できます」
などとうたい、高額な着手金や調査費用を請求するケースが後を絶ちません。
被害者を救うどころか、さらに苦しめる
最近は弁護士会からも注意喚起が出されています。
・弁護士と一度も会えない
・事務職員だけが対応する
・高額な着手金を請求される
・進捗報告がほとんどない
・回収実績を誇張している
こうしたケースが多数報告されています。
もちろん、真面目に活動している弁護士や専門家もいます。
しかし被害者の「返してほしい」という切実な気持ちを利用する者が存在することも事実です。
私自身も二次被害に遭いました
私はSNS型投資詐欺で約350万円を失いました。
その後、
「被害金を取り戻せる」
という言葉を信じて弁護士へ依頼しました。
着手金として25万円を支払いました。
しかし結果として被害金は戻らず、
支払った着手金も戻りませんでした。
その後、その弁護士は弁護士法違反で逮捕されたことを知りました。
怒りが込み上げました。
詐欺師に騙された被害者を、
さらに利用する。
こんなことがあっていいのでしょうか。
なぜ二次被害が起きるのか
理由は単純です。
被害者は諦めきれないからです。
私もそうでした。
「少しでも取り戻したい」
その気持ちは自然なものです。
だからこそ冷静な判断が難しくなります。
詐欺師はもちろん、
悪質な回収業者もその心理を知っています。
そして希望をエサに近づいてくるのです。
私が伝えたいこと
被害に遭った直後は、
・警察
・消費生活センター
・信頼できる家族
・信頼できる友人
に相談してください。
そして、
「必ず取り戻せる」
「100%回収できる」
そんな言葉を信じないでください。
詐欺被害よりも、
私は二次被害の方が許せません。
なぜなら相手は、
すでに傷ついている人を狙っているからです。
最後に
詐欺師はお金を奪います。
しかし二次被害を仕掛ける者たちは、
希望まで奪います。
だから私は伝え続けます。
被害に遭ったら、
一人で抱え込まないこと。
そして、
「取り戻せます」
その言葉こそ、
もう一度立ち止まって考えてほしいのです。


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