
通販サイトの返金手続きが詐欺に!? PayPayを悪用した最新手口と対策
返金する」はずが逆に送金?新たな詐欺手口が発覚!
「購入した商品が欠品してしまったため、返金します」
そんな連絡が来たら、普通は安心するかもしれません。しかし、その返金が実は詐欺の始まりだったらどうでしょう?
消費者庁は2025年2月28日、通販サイトの返金を装い、スマホ決済サービスで逆に送金させる詐欺について注意喚起を行いました。現在、すでに被害が確認されているといいます。
詐欺の手口とは?
この詐欺は、以下のような流れで行われます。
1️⃣ 偽の通販サイトで商品を注文させる
→ 格安のブランド品やスポーツ用品などを販売するサイトが狙われやすい。
2️⃣ 「商品が欠品したので返金します」と連絡
→ 親切そうに対応し、安心させる。
3️⃣ 「LINEで手続きを案内します」と誘導
→ LINEの「友だち追加」をさせ、やり取りを続ける。
4️⃣ 「○○ペイでの返金しか対応できません」と言う
→ 銀行振込ではなく、コード決済を強要する。
5️⃣ 「手続きのために画面を共有してください」と指示
→ LINE通話やアプリで画面共有させる。
6️⃣ 実は「送金」操作をさせられている
→ 被害者が気づかないまま、自分の口座から詐欺師へ送金してしまう。
こうして、「返金されるはずだったお金」が、逆に騙し取られるのです。
被害が確認された4つの偽サイト
消費者庁は、この手口を使う4つの偽サイトを特定し、公表しました。
🔹 HKR市場店
🔹 online store
🔹 Suzanne
🔹 Typography
*これらのサイトを利用している場合は、すぐに取引を中止し、消費者庁の公式サイトで最新情報を確認しましょう。
被害に遭わないための対策
この詐欺から身を守るために、以下のポイントに注意してください。
✅ 知らない通販サイトでの買い物は慎重に!
→ 極端に安い商品、支払い方法が限定されているサイトは要注意。
✅ 返金を「スマホ決済のみ」と言われたら疑う!
→ まともな事業者なら、銀行振込やクレジットカード返金も対応するはず。
✅ 画面共有を求められたら即拒否!
→ 画面を見せている間に操作を誘導され、詐欺に遭う可能性がある。
✅ 怪しいと思ったら「188」や「#9110」に相談!
→ 消費者ホットライン(188)や警察相談専用電話(#9110)へ。
まとめ:詐欺の手口はどんどん巧妙化!
詐欺師たちは、次々と新しい手口を編み出し、消費者を狙っています。今回の「返金を装った送金詐欺」は、まさにその典型。
「お金が返ってくる」と思っていたのに、実は騙し取られるなんて…!
このような被害を防ぐためにも、知らない通販サイトを利用しない、不審な連絡が来たらすぐに確認するなどの対策を徹底しましょう。
📌 消費者庁の公式発表はこちら → 消費者庁サイト
📌 最新の詐欺情報はこちら → 詐欺110番ニュース一覧
出所:消費者庁
この記事へのコメントはありません。