今危ない詐欺

最近実際に増えている詐欺や、
新しい手口をまとめています。

詐欺は、
突然現れます。

そして、
急がせます。

「今増えている危険」を知ることは、
自分や家族を守ることにつながります。

ニセ警察詐欺に注意

【2026年最新】ニセ警察詐欺に注意!ビデオ通話・偽逮捕状の手口と対策”

「あなた名義の口座が犯罪に使われている」

「逮捕状が出ている。無実を証明するには資金調査が必要だ」

突然こんな電話がかかってきたら、誰でも動揺します。相手が警察官の制服姿で、警察手帳や自分の名前入りの逮捕状まで見せてきたら、なおさら信じてしまうでしょう。

しかし、それこそが「ニセ警察詐欺」の罠です。

まず覚えておきたい3つのこと

警察官がSNSへ誘導し、ビデオ通話で取り調べをすることはありません。
警察手帳や逮捕状の画像を送ることもありません。
無実の証明や資金調査を理由に、お金の振り込みを求めることもありません。

ひとつでも当てはまったら、その電話は詐欺です。話を続けず、すぐに切ってください。

ニセ警察詐欺は若い世代も狙っている

高知県では、2026年8月4日時点の特殊詐欺被害額が7億1,222万円に達し、そのうちニセ警察詐欺は3億1,649万円、全体の約44%を占めています。被害は20代から70代まで幅広い年代に及んでいます。

全国でも、警察庁の2025年確定値では、ニセ警察詐欺の認知件数は11,014件、被害額は1,005億円。被害者は30代が最も多く、「特殊詐欺は高齢者だけが狙われる」という思い込みは危険です。

犯人はこうして信用させ、孤立させる

ニセ警察詐欺では、次のような流れがよく使われます。

  1. 通信会社、クレジットカード会社、運送会社、郵便局などを名乗って電話をかける
  2. 「あなた名義の携帯電話・口座・カード・荷物が犯罪に使われた」と不安をあおる
  3. 「警察につなぐ」と言って、警察官や検察官を名乗る別の人物に交代する
  4. LINEなどのSNSを追加させ、ビデオ通話へ誘導する
  5. 制服、警察署風の背景、偽の警察手帳や逮捕状を見せる
  6. 「秘密の捜査だから家族にも話すな」と相談を封じる
  7. 「口座を調べる」「無実を証明する」「逮捕を避ける」などと言って送金させる

相手が自分の氏名や住所を知っていても、本物の警察官である証拠にはなりません。流出した名簿などの情報が悪用されている可能性があります。

また、着信画面に実在する警察署の番号が表示される偽装事例も確認されています。末尾が「0110」だから安全、という判断もできません。

この言葉が出たら詐欺を疑う

相手の言葉・行動 危険な理由
「あなたは捜査対象だ」「逮捕状が出ている」 恐怖を与え、冷静に考える時間を奪う
「LINEを追加して」「ビデオ通話にして」 偽の制服・手帳・逮捕状で信用させる
「資金を調べるので振り込んで」 警察が資金調査のために送金を求めることはない
「誰にも話してはいけない」 家族や警察への相談を妨げ、孤立させる
「電話を切ると逮捕する」 通話を続けさせるための脅し
「銀行には別の理由を説明して」 金融機関による被害防止を避けようとしている

相手の言葉・行動危険な理由「あなたは捜査対象だ」「逮捕状が出ている」恐怖を与え、冷静に考える時間を奪う「LINEを追加して」「ビデオ通話にして」偽の制服・手帳・逮捕状で信用させる「資金を調べるので振り込んで」警察が資金調査のために送金を求めることはない「誰にも話してはいけない」家族や警察への相談を妨げ、孤立させる「電話を切ると逮捕する」通話を続けさせるための脅し「銀行には別の理由を説明して」金融機関による被害防止を避けようとしている

電話がかかってきたら、この順番で行動する

1.何も約束せず、電話を切る

相手を説得したり、詐欺かどうかを電話口で確かめたりする必要はありません。「確認します」とだけ伝えて切っても構いません。脅されても、通話を続けないことが最優先です。

2.相手が教えた番号には折り返さない

警察署名、担当者名、内線番号を聞いていたとしても、相手から示された番号にはかけないでください。自分で警察署の公式な番号を調べるか、警察相談専用電話「#9110」へ相談します。

3.家族や信頼できる人に話す

「誰にも話すな」と言われたときこそ、相談してください。秘密を強調するのは、詐欺に気づかせないための手口です。

4.着信履歴やメッセージを保存する

着信番号、SNSアカウント、メッセージ、振込先などは、可能であれば削除せず保存します。ただし、証拠を集めるために相手とのやり取りを続ける必要はありません。

すでに個人情報やお金を渡してしまったら

被害に気づいた時点で、すぐに行動してください。恥ずかしさや自責の気持ちから相談をためらう必要はありません。

  • お金を振り込んだ場合は、振込先の金融機関と自分の金融機関へ至急連絡する
  • 警察へ連絡し、着信履歴、メッセージ、振込記録などを見せる
  • キャッシュカードやクレジットカード情報を伝えた場合は、発行会社へ連絡して利用停止などを相談する
  • インターネットバンキングのIDやパスワードを伝えた場合は、別の安全な端末から変更し、金融機関へ連絡する
  • 身分証の画像を送った場合も、悪用の可能性があるため警察へ相談する

緊急の事件・事故は「110」、緊急ではない不審電話の相談は警察相談専用電話「#9110」、消費生活の相談は消費者ホットライン「188」です。

家族でできる5つの予防策

  1. 知らない番号や非通知の電話には出ない
  2. 「+」から始まる国際電話番号は着信拒否する
  3. 海外との固定電話が不要なら、国際電話の利用休止を申し込む
  4. 留守番電話や迷惑電話対策機能を活用し、相手を確認してから応答する
  5. 「警察・逮捕・口座・送金」という言葉が出たら、必ず家族へ連絡するルールを決める

固定電話の国際電話利用休止は、国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)で無料で申し込めます。スマートフォンでは、通信事業者の着信拒否機能や迷惑電話対策アプリも確認しておきましょう。

まとめ:警察を名乗る電話ほど、いったん切る

ニセ警察詐欺は、偽の制服や警察手帳、逮捕状、実在する電話番号の偽装まで使う巧妙な犯罪です。画面に映ったものや着信表示だけで、本物かどうかを判断することはできません。

大切なのは、次の合言葉です。

「警察・逮捕・お金」が出たら、電話を切って #9110。

詐欺に強い人とは、犯人を言い負かせる人ではありません。怖いと感じた瞬間に電話を切り、誰かへ相談できる人です。この記事を家族や友人にも共有し、被害を防ぐきっかけにしてください。


参考情報

※本記事は2026年8月19日時点の情報をもとに作成しています。制度や相談窓口の最新情報は、各機関の公式サイトをご確認ください。

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