今危ない詐欺

最近実際に増えている詐欺や、
新しい手口をまとめています。

詐欺は、
突然現れます。

そして、
急がせます。

「今増えている危険」を知ることは、
自分や家族を守ることにつながります。

LINEの投資話に送金する前に家族へ相談する人

北海道の特殊詐欺1.4倍|振込前に一時間

もし今、LINEで勧められた投資に振り込もうとしているなら、いったん画面を閉じてください。

アプリに「利益」が表示されていても、本当に利益が出ているとは限りません。
「元手を増やせばもっともうかる」「借りてもすぐ返せる」と言われているなら、なおさら止まる合図です。

今は振り込まなくて大丈夫です。
まず一時間だけ、相手から離れてください。

北海道で特殊詐欺被害が前年比1.4倍

北海道新聞によると、北海道内で2025年1~7月に確認された特殊詐欺の被害額は、前年同期の1.4倍となる32億4400万円に上りました。

被害は高齢者だけの問題ではありません。10代から64歳までの現役世代が、被害全体の5割を超えています。

7月には札幌市手稲区の50代男性が、SNSで知り合った「投資家のアシスタント」を名乗る人物から投資を勧められ、245万円相当の暗号資産をだまし取られた事例も報じられました。

消費者金融9社から460万円を借りようとした

札幌市では40代女性が、投資のために消費者金融9社から合計460万円を借り入れ、送金しようとしたものの、被害を免れた事例がありました。

女性は「働くだけでは将来に不安があった」という趣旨の話をしていたと報じられています。

これは特別な人の話ではありません。生活費、老後、物価高。将来への不安がある時に「資産を増やせる」と言われれば、心が動くのは自然なことです。

問題は判断力の弱さではありません。
詐欺師が、その不安と希望を利用しているのです。

偽アプリの「利益」は信用させるための数字

被害者の多くは、SNSやインターネット広告からLINEへ誘導されます。そこで紹介された投資アプリには、利益が増えているような数字やグラフが表示されます。

しかし、その表示は実際の運用結果とは限りません。信用させるため、最初だけ少額を被害者の口座へ振り込む例もあります。

「本当に利益が出た」と思わせた後で、入金額を大きくさせる。手元のお金がなくなると、消費者金融からの借り入れまで促す。ここで被害が一気に高額になります。

投資詐欺はこうして振込まで進む

  1. SNS広告を見せる
    著名な投資家や、その助手を名乗ることがあります。
  2. LINEへ誘導する
    個別のやり取りやグループ内の成功談で信用をつくります。
  3. 偽アプリで利益を見せる
    数字が増えている画面を見せ、「自分にもできる」と思わせます。
  4. 少額の成功を体験させる
    少しだけ出金できるように見せ、警戒心を下げる場合があります。
  5. 送金額を増やさせる
    暗号資産やネット銀行を使わせ、時には借金まで求めます。
  6. 出金を止める
    税金や手数料などの名目で、さらに支払いを要求します。

なぜ信じてしまうのか

詐欺グループは、いきなり大金を求めるとは限りません。時間をかけて会話を続け、相手の不安を聞き、味方のように振る舞います。

LINEのグループに「もうかった」という投稿が並んでいても、仲間が演じている可能性があります。きれいなアプリや増え続ける数字も、本物の証明にはなりません。

詐欺師が本当に奪おうとしているのは、お金だけではありません。立ち止まって調べる時間と、誰かに相談する機会も奪おうとします。

道警の呼びかけ|振込前に調べ、相談する

ここがこの記事で最も大切なポイントです。

道警は、投資を勧めてきた相手の会社をインターネットで調べるなど、確認を徹底するよう求めています。そして、「SNSだけでつながる相手に、貴重な財産を簡単に送金しないで」と呼びかけています。

相手が送ってきた会社案内やURLだけを見てはいけません。会社名に「詐欺」「被害」「出金できない」などの言葉を足して、別に検索してください。

それでも迷うなら、家族や友人に画面を見せましょう。不審な投資話は、警察相談専用電話「#9110」でも相談できます。

相談は、被害に遭ってからするものではありません。
振り込む前にするものです。

被害直前に起きる危険サイン

  • 広告を見た後、LINEへ移動するよう言われた
  • アプリ上の利益だけが増え続けている
  • 出金前に税金や手数料を求められた
  • 「今だけ」「枠が埋まる」と急がされている
  • 消費者金融から借りるよう勧められた
  • 家族や金融機関に話さないよう言われた

一つでも当てはまるなら、送金を止めてください。相手へ説明する必要はありません。返信もしなくて大丈夫です。

今すぐできる防犯対策5つ

  1. 一時間、何もしない
    振込、借り入れ、暗号資産の購入を止め、スマホから離れます。
  2. 相手と会社を自分で調べる
    相手が示したURLではなく、自分で会社名や被害情報を検索します。
  3. やり取りを誰かに見せる
    家族、友人、金融機関、警察など、LINEの外にいる人へ見せます。
  4. 借金して投資しない
    借り入れを勧める相手とのやり取りは、その場で中断してください。
  5. すでに送金したら、すぐ連絡する
    金融機関や警察へ早めに相談し、画面や振込記録を消さずに残します。

sagi110.comからのメッセージ

あなたがだまされやすいから、迷っているのではありません。
相手が、信じるように時間をかけて準備したからです。

「もしかして」と思えた今は、まだ止まれる時です。

確認するだけでも大丈夫です。相手の名前、LINEの画面、投資アプリ、送金先を一人で抱えず、家族や警察、sagi110.comのLINE相談へ見せてください。

LINEで相談する(確認だけでも大丈夫です)

今は振り込まなくていい。
今は借りなくていい。
一人で決めなくていい。

止まれば、間に合います。
迷ったら、一時間。


出典:北海道新聞<特殊詐欺 道内32億円被害 前年比1.4倍 現役世代5割超>2026年8月17日朝刊

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