LINEに移動してくださいは危険信号
LINEに移動してくださいは危険信号です
最近、詐欺の入り口として急増しているのが、「続きはLINEで」「LINEでサポートします」「詳しくはLINEへ移動してください」という誘導です。
最初は普通の広告、SNS、SMS、電話に見えても、途中からLINEへ誘導されるケースが増えています。
もし今、誰かから「LINEへ移動してください」と言われているなら、今は振り込まないでください。まず、一時間だけ待ってください。
なぜ詐欺師はLINEへ誘導するのか
① 個人間のやり取りに見えて警戒されにくい
LINEは日常的に使う連絡手段です。そのため、相手が詐欺師であっても、やり取りが始まると距離が近く感じられてしまいます。
詐欺師はこの心理を利用し、あなたを安心させながら、少しずつ送金や個人情報の提供へ誘導していきます。
② 家族や周囲から切り離しやすい
詐欺師はよく、「誰にも言わないで」「今すぐ対応が必要」「時間がありません」と急がせます。
これは、あなたを一人で判断させるためです。LINEへ移動すると、家族や周囲が異変に気づきにくくなります。
③ 証拠を消して逃げやすい
LINEアカウントは削除されたり、名前やアイコンを変えられたりすることがあります。詐欺師にとって、逃げやすい連絡手段になっているのです。
LINE誘導で多い詐欺のパターン
- 投資広告からLINEへ誘導される
- 副業広告からLINE登録を求められる
- ニセ警察からLINEビデオ通話へ誘導される
- サポート詐欺でLINE相談へ誘導される
- SNSのDMからLINEへ移動させられる
特に注意したいのは、「広告だから安全」「有名人が出ているから本物」と思い込んでしまうことです。
広告から始まっても、LINEへ移動した時点で危険度は一気に上がります。
危険な言葉チェック
次の言葉が出たら、いったん止まってください。
- LINEへ移動してください
- 誰にも言わないでください
- 今すぐ対応しないと危険です
- あなただけに教えます
- 資金確認が必要です
- 電子マネーを買ってください
- 必ず儲かります
一つでも当てはまったら、今は振り込まないでください。
なぜ冷静な人でも騙されるのか
詐欺は、知識がない人だけが騙されるものではありません。
人は、焦っている時、不安な時、一人で判断している時に、冷静さを失いやすくなります。
詐欺師は、そこを狙います。
「急がせる」「怖がらせる」「秘密にさせる」。この3つが重なった時は、かなり危険です。
止まれた人もいます
ある人は、ATMへ向かう途中で「なぜ警察なのにLINEなんだろう」と違和感を覚え、家族に相談しました。
その結果、詐欺だと分かり、被害を防ぐことができました。
詐欺は、ほんの少し止まるだけで防げることがあります。
迷ったら、一時間。
その一時間が、あなたのお金と心を守る時間になります。
今すぐできる防犯アドバイス5つ
① その場で決めない
「今すぐ」と言われても、すぐに動かないでください。まず一時間待つだけで、冷静さを取り戻せます。
② LINEだけで信用しない
LINEの名前、写真、肩書きは本物の証明にはなりません。
③ 家族や知人に見せる
恥ずかしいと思う内容ほど、誰かに見せてください。一人で判断しないことが大切です。
④ 相手の指示で送金しない
銀行振込、電子マネー、暗号資産、プリペイドカードの購入を求められたら危険です。
⑤ 相談してから動く
警察相談専用電話「#9110」や家族、信頼できる人に相談してください。
心を守るために
詐欺は、騙される人が悪いのではありません。
詐欺師は、人の不安、孤独、焦りを利用してきます。
だからこそ、必要なのは一人で決めないことです。
「LINEへ移動してください」と言われたら、まず止まる。
今すぐ振り込まない。
迷ったら、一時間。
その行動が、被害を防ぐ大きな一歩になります。
出典:警察庁 各種特殊詐欺注意喚起・全国報道資料(2025年)


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