
過去最高の被害額8億円、茨城でSNS投資詐欺容疑者逮捕
茨城県で高額なSNS投資詐欺、被害総額8億円超の中国籍容疑者逮捕
2024年11月、茨城県南部で、71歳の女性がSNSを通じた投資詐欺に遭い、約8億円を騙し取られる事件が発生しました。警察は、中国籍の34歳男性を詐欺の疑いで逮捕。被害者はSNSで有名アナリストを名乗るアカウントから勧誘され、詐欺グループの手口に嵌ったとされています。特に被害額は日本国内のSNS投資詐欺として過去最高額となり、警察は引き続きこの詐欺グループの背景を調査中です。
有名人を名乗るアカウントに注意
- SNSで有名人や著名な経済アナリストを名乗るアカウントから連絡が来た場合、詐欺の可能性を疑うことが大切です。多くの著名人は、SNSで個別の投資話を勧誘することはありません。
- アカウントが公式かどうかを確認し、公式認証マークがない場合は特に注意しましょう。
不自然に高い利益をうたう投資話には警戒
- 「短期間で高額な利益が出る」といった、現実的に考えにくい内容の投資話は詐欺の可能性が高いです。信頼できる金融機関や投資会社でも、保証される高利益の投資案件はほとんどありません。
- 高利益を約束する投資話には慎重に対応し、家族や信頼できる友人に相談しましょう。
不明なアプリやリンクの使用を避ける
- 詐欺では、利益が出ているように見せる偽のアプリやウェブサイトが利用されることがあります。この事件でも、利益が出ているように見せかけるために偽のアプリが使用されていました。
- 信頼できないアプリやリンクを通じた資金管理には十分に警戒し、金融取引は信頼性の高い正規のアプリやサイトを利用しましょう。
身分を偽って接近する詐欺師に注意
- 詐欺師は「アシスタント」や「専門家」として接近し、信頼を得てから投資話を持ちかけるケースがあります。
- SNSで知り合ったばかりの人物に多額の資金を預けるのは非常に危険です。自称専門家であっても、初めて接触した相手には疑いの目を持つことが重要です。
少額投資で実績を見せる手口に警戒
- 詐欺師は最初に少額の投資で利益を見せ、信頼を得てから大きな金額を引き出そうとします。これは心理的に投資を続けたくなる「サンクコスト効果」を狙った手口です。
- 一度でも利益が出たからといって、その後も多額を投資するのは避けましょう。
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大きな金額の送金前に必ず信頼できる第三者に相談
- 数百万円以上の送金や投資を行う場合は、必ず家族、友人、または金融の専門家に相談し、客観的な意見を求めましょう。相談することで冷静に状況を判断でき、詐欺に気づくことも多いです。
詐欺の手口に関する最新情報を学ぶ
- 詐欺の手口は日々巧妙化しています。警察や金融庁の公式サイト、ニュースなどで最新の詐欺事例をチェックし、自分や周囲が被害に遭わないよう情報をアップデートしましょう。
これらのポイントを心がけることで、投資詐欺のリスクを減らすことができます。また、怪しいと感じたら、すぐに取引を中断し、必要に応じて警察や消費者センターに相談することも重要です。
出典
*この記事の内容は、2024年11月13日北海道新聞朝刊を参考に作成しました。
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