国税庁装う納税督促メール詐欺の全手口
国税庁を装う納税督促メール詐欺の実態
📨 メールの詳細解説
今回確認されたのは、「国税局からの納税督促のお知らせ」という件名のメールです。

本文には、
-
滞納金額:9,957円
-
最終納付期限:2026年3月10日(延長不可)
-
差押えの可能性(給与・預金・不動産)
といった内容が記載されています。
一見、本物の通知のように見えますが、決定的な不審点があります。
❗ 不審点①:リンク先が国税庁ではない
メール内の納付ページURLは
しかし、国税庁の公式ドメインは
👉 nta.go.jp
まったく無関係な海外ドメインへ誘導しています。
これは100%フィッシング詐欺です。
❗ 不審点②:e-Taxを悪用
本文では
「国税電子申告・納税システム(e-Tax)よりお支払いください」
と記載しながら、実際はe-Taxとは無関係なページへ誘導。
👉 本物の制度名を使い、偽サイトへ誘導する典型的手口
です。
💳 クリック先ページの危険性
リンクを開くと、

-
「GungHo Online Entertainment Inc.」表示
-
支払い金額9,000円
-
PayPay QRコード表示
-
制限時間カウントダウン
という画面が表示されます。
しかしここにも重大な違和感があります。
🎮 なぜ税金なのにゲーム会社名?
税金の支払いなのにゲーム会社名が表示されるのは不自然です。
これは、
🔴 汎用テンプレート型の偽決済ページ
🔴 別用途の決済画面を流用
🔴 組織的詐欺グループの可能性
を示しています。
📱 QRコード詐欺の仕組み
この手口は「QRコード即時送金型詐欺」です。
流れはこうです。
↓
リンククリック
↓
PayPayで即送金
↓
返金ほぼ不可能
PayPayは個人間送金が即時反映されるため、詐欺に悪用されやすいのです。
なぜこの手口が使われるのか?
① 恐怖心理を利用
「差押え」「延長不可」という言葉で
-
判断力低下
-
即時行動
-
冷静さ喪失
を狙います。
② 権威性の悪用
「国税庁」という国家機関名は強力です。
人は権威に弱い心理傾向があります。
③ 匿名性の高さ
-
海外ドメイン
-
QRコード送金
-
追跡困難な口座
により犯人特定が困難になります。
被害プロセスの解説
🧩 被害の流れ
-
メール受信
-
焦ってリンククリック
-
偽決済ページ表示
-
PayPayで送金
-
返金不能
被害額は少額でも、複数人から集めれば巨額になります。
防犯アドバイス5つ
① 公式URLを必ず確認
国税庁は「nta.go.jp」以外使いません。
② メールのリンクは押さない
公式は自分で検索。
③ QRコード送金は即疑う
公的機関がQR送金を要求することはありません。
④ 緊急性を煽る文面は要注意
「本日中」「延長不可」は詐欺の常套句。
⑤ 不安なら税務署へ直接確認
公式窓口へ電話確認が最も安全。
💬 心を守るためのメッセージ
詐欺は「あなたが悪い」わけではありません。
犯人は心理学を利用し、
-
焦らせ
-
怖がらせ
-
判断力を奪う
プロ集団です。
大切なのは、
👉 一度止まること
👉 家族や周囲に相談すること
それだけで防げる被害は非常に多いのです。
🚨 今回の危険度総合評価
| 項目 | 危険度 |
|---|---|
| フィッシング | ★★★★★ |
| 金銭被害 | ★★★★★ |
| 組織性 | ★★★★☆ |
| 拡散性 | ★★★★☆ |
極めて危険な詐欺メールと判断できます。
まとめ
今回のケースは、
国税庁+e-Tax+PayPayを悪用した高度なフィッシング詐欺
です。
海外ドメイン、テンプレ決済画面、QRコード即時送金という特徴から、組織的犯罪の可能性が高いと考えられます。
この情報が、被害防止につながることを願っています。


この記事へのコメントはありません。