
警察官を名乗る詐欺で2400万円の被害―旭川市の60代女性が被害に遭う
記事概要
旭川市で、警察官や検察官を名乗る人物による特殊詐欺が発生しました。被害者は60代女性で、現金2400万円をだまし取られるという深刻な被害を受けました。本事件は、警察を名乗る詐欺の典型的な手口で、被害者に「捜査協力」の名目でお金を振り込ませています。
事件の詳細
被害者の女性は12月5日、警察官や検察官を名乗る男から携帯電話で連絡を受けました。男は、「あなたの口座が犯罪に利用されている」「マネーロンダリング捜査のため、現金を振り込む必要がある」と虚偽の内容を告げました。
その後、SNSを通じてさらに指示を受け、翌6日に金融機関を訪れ、5回にわたり指定された口座に計2400万円を振り込んでしまいました。女性はやりとりの内容に疑問を感じ、旭川中央署に相談して詐欺被害が発覚しました。
【詐欺の手口と注意点】
本件では、警察や検察といった権威のある存在を名乗る手口が用いられています。これは心理的な威圧感を与え、被害者の冷静な判断を奪う目的があります。
さらに、SNSを利用して追加の指示を出すことで、詐欺の指示を現実味のあるものにしています。以下のような特徴に注意してください。
- 警察や公的機関が金銭の振込を要求することはありません。
- 捜査協力名目で口座情報や現金を要求された場合、すぐに警察へ相談してください。
- 電話やSNSでのやりとりが続く場合は、冷静さを保ち、不審な点がないか確認しましょう。
【防止策】
- 家族や友人に相談する:怪しい電話や連絡を受けた際は、まず信頼できる人に相談してください。
- 公的機関に問い合わせる:実際に警察や検察から連絡を受けた場合も、その機関に直接確認を取ることが重要です。
- 詐欺情報を共有する:地域の詐欺事例を学び、最新の手口を把握しておきましょう。
【被害に遭ったら】
被害に遭った場合、速やかに警察や金融機関に連絡してください。迅速な対応が、被害拡大を防ぐ鍵となります。
最新情報・ニュース最新情報・ニュース

「宝くじが当たる番号が分かる」占い詐欺で70代女性から約740万円詐取、男女8人逮捕

札幌でロマンス詐欺過去最高額4億円被害発生

NS詐欺、被害は過去最悪に…中高年層が狙われる理由とは?

「副業で稼げる」甘い誘いに注意!被害総額は53億円、1万人が詐欺被害に

「あなたの携帯が使えなくなる」警察官を名乗る詐欺で450万円の被害 静岡・島田市

「携帯が2時間後に停止」→警察?実は詐欺!巧妙すぎる“なりすまし詐欺”に注意!

SNS型ロマンス詐欺で3200万円被害|74歳の会社役員男性

離婚準備金を投資詐欺で失った漫画家・ペぷりさんの実体験

SNS “いいね報酬” → LINEへ誘導 → 5日間で376万円詐欺被害
