SNS投資詐欺の最新手口と防止策
SNS型投資詐欺が今いちばん危ない理由
いま、sagi110.comで最優先で扱いたい詐欺テーマのひとつがSNS型投資詐欺です。警察庁が2026年2月13日に公表した暫定値によると、2025年のSNS型投資詐欺の認知件数は9,538件、被害額は約1,274.7億円に達しました。件数・被害額ともに前年より増加しており、被害の深刻さが際立っています。
出典:警察庁<令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)>2026年2月13日
特に最近は、Instagram、X、LINE、Facebook、TikTokなどで「簡単に稼げる」「先生の指示どおりに買えば利益が出る」「限定コミュニティに招待します」といった誘導が目立ちます。表向きは投資の勉強会や資産形成のアドバイスに見えても、実際には偽の投資アプリや偽サイトへ誘導し、入金させるのが目的です。警察庁も最新の注意喚起を継続しており、詐欺の進化が止まっていないことが分かります。
出典:警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ<注意喚起・お知らせ>2026年3月4日ほか
⚠ こんな言葉が出たら要注意
「絶対に勝てる」「元本保証」「私も稼げた」「先生が代わりに運用」「まずは少額から」「出金前に税金が必要」
ニュースのポイント
SNS型投資詐欺の特徴は、最初から“詐欺らしさ”を見せないことです。最初は親切な投資アドバイス、成功者の体験談、著名人風のプロフィール、グループチャット内の活発なやり取りなどで安心感をつくります。そして被害者が「この人たちは本物かもしれない」と思ったタイミングで、専用サイトやアプリに誘導し、入金を促します。
しかも最初の少額入金では、利益が出たように見せたり、少額だけ出金できるように見せたりすることがあります。ここで信用させてから、次に大きな金額を入れさせるのが典型的な流れです。最後は「さらに利益を受け取るには手数料が必要」「税金を払わないと出金できない」と言われ、追加送金を迫られます。
詐欺師がこの手口を使う理由
1. SNSは接触のハードルが低い
知らない相手でも、フォロー、DM、広告経由で自然に接触できます。電話より警戒されにくく、若い世代から中高年まで広く狙えます。
2. “みんな儲かっている”空気を作りやすい
グループチャットやコメント欄でサクラを使えば、成功者がたくさんいるように見せられます。人は周囲が信じているものを信じやすいため、心理的に流されやすくなります。
3. 偽サイト・偽アプリで本物らしく見せられる
最近の詐欺は、画面の見た目が非常に精巧です。残高表示、利益グラフ、サポート窓口まで作り込まれ、普通の人が見分けるのは簡単ではありません。
4. 匿名性が高く、犯人の正体が見えにくい
SNSアカウント、海外サーバー、メッセージアプリを組み合わせれば、相手の実体をつかみにくくなります。これが被害拡大の大きな要因です。
被害プロセスを知っておく
- SNS広告やDMで接触される
- 投資グループやLINEへ招待される
- 成功事例を見せられ、信用する
- 偽サイト・偽アプリに登録する
- 少額入金で“利益が出たように見える”
- さらに高額入金を勧められる
- 出金時に手数料・税金名目で追加請求される
- 連絡が取れなくなる
防犯アドバイス5つ
- SNSの投資勧誘はすべて疑う
DMや広告経由で来る投資話は、まず詐欺を前提に確認しましょう。 - URLとアプリ名を必ず確認する
公式サイトに見えても、URLが不自然なら危険です。アプリも公式ストア情報をよく見てください。 - “必ず儲かる”は100%詐欺を疑う
投資に絶対はありません。元本保証、高勝率、限定情報は危険信号です。 - 出金前の手数料請求は要注意
「税金」「保証金」「解除料」などを理由に追加送金を求められたら、ほぼ赤信号です。 - 一人で判断せず、家族や公的機関に相談する
少しでも不安なら、警察相談専用電話#9110や最寄りの消費生活センターに相談してください。
🛡 迷ったら確認
「急がせる」「秘密にさせる」「今だけと言う」──この3つがそろったら、いったん止まることが大切です。
心を守るためのメッセージ
SNS型投資詐欺に遭う人は、決して“だまされやすい人”ではありません。相手は、心理を読み、信頼を演出し、本物そっくりの画面を用意して近づいてきます。だからこそ、被害に遭った方が自分を責める必要はありません。悪いのは、だます側です。
大切なのは、早く気づき、すぐに相談することです。送金してしまっても、証拠を消さず、やり取りの画面、振込記録、URL、アカウント名を保存してください。そして一人で抱え込まないでください。詐欺は、知ること・共有することで防げます。
これからの時代、投資の話そのものではなく、「その出会い方が不自然ではないか」を見抜く視点がますます重要になります。便利なSNSだからこそ、うまい話には一呼吸置いて確認する。その習慣が、あなたのお金と心を守ります。
出典
警察庁<令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)>2026年2月13日
警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ<注意喚起・お知らせ>2026年3月4日ほか


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