
「とりあえず10万円」は詐欺の誘い水?急がせて払わせる“心理操作”の実態とは
🕵️♂️【解説】「とりあえず10万円だけ」その言葉に隠された罠とは?
青森県三戸郡で2025年4月、60代の男性がSMSをきっかけに10万円を詐欺師に振り込んでしまった事件が発生しました。
一見すると小さな金額に思えるかもしれませんが、実はこの「少額の支払い」は詐欺被害の入り口。
この記事では、実際の事件内容をもとに、
- なぜ「とりあえず10万円」なのか?
- 詐欺師の使う心理トリックとは?
- どんな人が狙われやすいのか?
- 今すぐできる対策とは?
について、わかりやすく解説していきます。
📌【事件の概要】
2025年4月12日、青森県在住の60代男性の携帯電話に、以下のようなSMSが届きました。
「ご利用料金についてご確認したい事があります。」
文面に記載された電話番号に男性がかけ直すと、数時間後に別の番号から折り返しの電話が入りました。
電話の相手(詐欺師)はこう話します。
- 「GoogleやApple関連のサービスを提供しています」
- 「あなたは1年間料金を未納のままでした」
- 「未納額は9万6600円ですが、とりあえず10万円支払ってください」
- 「後で95%を返金します」
男性はこの言葉を信じ、ATMから指定された個人名義の口座に10万円を送金。
後に、知人に相談したことで詐欺被害に気づき、警察に届け出ました。
❓なぜ「とりあえず10万円」なのか?
この「とりあえず」という表現が、心理操作のキモなんです。
🔍心理トリック①:「フット・イン・ザ・ドア」
小さな要求から始めて、徐々に大きな要求を通すテクニックです。
→ まずは「とりあえず10万円」
→ 次に「やっぱり不足分の20万も必要です」
→ 最後は「解約には30万の手数料が…」
こうして段階的に金額が増えていくのが常套パターン。
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🔍心理トリック②:「返金保証」の嘘
「95%返金します」「多く払っても差額は返します」と言われると、
“損しないなら…”と判断が鈍る人が多いです。
でも、当然ながら返金などされません。
詐欺師にとってはただの“口約束”です。
📣 こんな特徴があったら要注意!
💰「先に払えば返金します」という好条件を提示
👤 被害に遭いやすい人の特徴
- ITやネット決済に不慣れな高齢層
- 真面目でルールを守ろうとするタイプ
-
「迷惑をかけたくない」と思いやすい性格の人
詐欺師は、ターゲットの年齢や性格に応じて巧みに話を組み立てます。
🛡 今すぐできる4つの防衛策!
✅ 1. 急がされたらまず疑う
「今すぐ」「本日中に」など、急かす言葉=詐欺の可能性大。
✅ 2. 相手の素性を確認する
企業を名乗る場合は、公式HPから番号確認を。
✅ 3. 個人名義の口座へ振り込まない
企業なら個人口座に送金させることは絶対にありません。
✅ 4. 一人で判断せず、すぐ相談!
迷ったらすぐに警察や家族に相談を。「おかしいかも?」が命綱です!
📢 被害に遭ったらどうする?
-
振り込みを止められるか、銀行にすぐ連絡!
-
警察署へ相談・被害届の提出
-
消費生活センターや国民生活センターへ通報
📌まとめ:詐欺師の誘い文句に“納得”してはいけない
「とりあえず10万円」
「返金されるから大丈夫」
「あなたのためを思って」
このような**“親切そうな言葉”ほど疑うべき**です。
詐欺は年々巧妙化していますが、
あなたの“冷静さ”と“正しい知識”が最大の防御策になります。
🔗【もっと詐欺事例や対策を知りたい方はこちら】
👉 詐欺手口の一覧|sagi110.com
🗂 出典
本記事は以下の報道に基づいて構成されています。
出典:YAHOO!<RAB青森放送>
出典元リンク:https://www.sagi110.com/news
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