
震災支援を装った詐欺で4400万円被害!80代女性が狙われた巧妙な手口とは
震災支援を装った詐欺
災害支援という善意に付け込む巧妙な詐欺事件が発生しました。金沢市に住む80代女性が、「能登半島地震の災害支援事業」を名目に、総額約4400万円をだまし取られる被害に遭いました。この事件の詳細と詐欺の手口を詳しく解説し、同様の被害を防ぐポイントをまとめます。
【事件の概要】
金沢市の80代女性に対して、2024年7月頃から、災害支援事業を装った詐欺が始まりました。
最初に、電力関連会社の社員を名乗る男が電話をかけてきて、「能登の災害支援のための太陽光パネル事業があり、申込み枠を確保するために名前を貸してほしい」と依頼されました。
その後、太陽光パネルの事業者を名乗る男が登場し、「あなたの名前が使われたことで財務局の査察が入ることになった」と不安を煽りました。そして、電力会社の社員を名乗る男からは、違約金約200万円の支払いを求められ、女性は8月、自宅に来た男に現金を手渡しました。
さらに、トラブル解決費用や追加の名目で、8回にわたり現金4400万円が詐取されました。
【詐欺の特徴:善意を利用した巧妙な手口】
今回の詐欺の特徴は、以下のようなポイントです
1️⃣ 善意に付け込む手口
「災害支援事業」や「太陽光パネル」といった社会貢献を装い、被害者に罪悪感や責任感を抱かせることで判断を鈍らせました。
2️⃣ 役職や肩書を悪用
「電力関連会社の社員」や「太陽光パネル事業者」など、専門的で信頼感のある肩書を使い、被害者を信用させました。
3️⃣ 段階的に要求をエスカレート
最初は少額(200万円)から始まり、その後も別名目で繰り返し現金を要求しました。このように被害額が徐々に膨らむ手口も、詐欺の典型的なパターンです。
4️⃣ 現金の返金を装う嘘
「後で全額返金される」との言葉で安心させ、被害者を騙し続けました。
【教訓:同様の詐欺を防ぐには】
この事件を教訓に、以下のポイントを意識してください
✅ 善意に付け込む話は疑う
社会貢献や災害支援を名目にした話でも、必ず詳細を確認してください。
✅ 現金の手渡しは絶対に避ける
特殊詐欺の多くは、現金を直接渡すケースが含まれます。不審な要求は断固拒否しましょう。
✅ 複数の関係者を登場させる手口に注意
詐欺では複数の人物を登場させ、信頼感を演出する場合がよくあります。
✅ 一人で判断せず、早めに相談
家族や警察、消費生活センターに早急に相談することで、被害を防げる可能性が高まります。
まとめ
「こんな大きな金額、普通は返ってこない」と考える慎重さを忘れないでください!
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