
なぜ「詐欺被害者の声」を可視化するのか?クラウドファンディングで伝えたい本当の目的
詐欺の被害は、犯罪であるにもかかわらず、
声を上げる人はほんの一部しかいません。
- 「自分が悪いんじゃないか」
- 「家族や周囲に知られたくない」
- 「恥ずかしいから、黙っておこう」
こうした心理から、本当の被害は“水面下”に沈んでしまうのです。
1. 私自身も「沈黙していた被害者」でした
ロマンス詐欺と投資詐欺で数百万円を失った私も、
最初は誰にも言えず、一人で抱え込んでいました。
でもある日、誰かのブログに書かれた体験談を読んで、涙が止まりませんでした。
「自分と同じ人が、ちゃんといる」
そう気づいた瞬間、ようやく自分も声を出す決意ができたのです。
2. 声を可視化することは、誰かを孤独から救うこと
沈黙の中にいる人は、「自分だけがバカを見た」と思いがちです。
でも実際には、数百億円規模の被害が毎年起きている社会問題。
情報が出てこない。相談しづらい。支援も届かない。
だからこそ、可視化=社会とつながる「きっかけ」が必要なのです。
3. クラウドファンディングで実現したい「3つの可視化」
- 被害体験の声をまとめた冊子・サイトを公開
– 実話として伝わる証言集
– 同じ境遇の人が「共感」できる場 - 予防啓発セミナー・資料の配布
– 地域・学校・高齢者施設などで使える教材づくり - 再起支援につながる情報拠点の設置
– 心の整理・相談先・回復の道筋を提示
4. 「声を出せない人」が出せるようになる社会を目指して
これは「詐欺被害者を救う」活動ではありません。
「詐欺被害者が、自分自身を取り戻せる社会を作る」活動です。
声を上げることは、強さの証ではありません。
でも、声を受け止められる社会は、きっと強くなれると思います。
5. 最後に|このプロジェクトは「助けて」ではなく「一緒に育てる挑戦」
このクラウドファンディングは、
「被害者だから助けてください」というものではありません。
「一緒に、この声の届く社会をつくっていきませんか?」
という、共創の呼びかけです。
私の体験も、行動も、未完成です。
でもそこに共感してくれる誰かと、未来を育てていけたら──
そう願って、この挑戦を始めます。
📌 関連記事

この記事へのコメントはありません。