
1800人以上が泣き寝入り?ロマンス詐欺・着手金詐欺の“見えない被害者”たち」
今日は「被害者がなぜ声を上げられないのか」という、あまり語られていない現実についてお話しさせてください。
1800人以上が「声を上げられなかった」理由
私が目にしたとある事件――
ロマンス詐欺や投資詐欺の被害に遭った方々が、ある弁護士事務所に助けを求めて相談したものの、その結果がさらに残酷なものでした。
その弁護士事務所が受けた相談の数は、1800件以上。
着手金として支払われた総額は、約9億6000万円にも上るそうです。
それだけの人が、「なんとかしたい」と願い、勇気を出して行動した。
でも、そのあとに待っていたのは、“また別の絶望”だった――。
そしてそれ以上に、私が気になったのは、
「声を上げなかった人」の数です。
被害に遭っても、なぜ動けないのか?
これは私自身の経験や、周囲の被害者の声から感じたことです。
被害者の多くは、こんな気持ちで心を閉ざしています。
- どうせ、お金は戻ってこない
- 詐欺に遭ったなんて、恥ずかしくて言えない
- 誰に相談していいか分からない
- 相談するにも、もうお金が残っていない
「泣き寝入り」という言葉がありますが、
本当は“泣くことすらできずに、じっと耐えている人”がほとんどなのではないでしょうか。
行動を起こせたのは、ごく一部
1800人という数字も衝撃でしたが、
これは「行動を起こした人の数」にすぎません。<
本当にいるのは、その何倍もの“沈黙する被害者たち”。
- 誰にも言えず、毎晩、枕をぬらしている人
- 家族にも打ち明けられず、自分を責め続けている人
- もう一歩踏み出す気力すら、失ってしまった人
こうした“見えない被害者”が、きっと全国に何万人もいるはずです。
なぜこの現実を知ってほしいのか?
私はこの事実を、どうしても伝えたかった。
なぜなら、
「行動できなかった自分を責めている人」に、伝えたいことがあるからです。
あなたは悪くない。
だまされたことを、恥じる必要はありません。
そして、まだ遅くはない。ここから、取り戻せることもあるんです。
一人ではなく、共に声をあげるために
「詐欺に遭った人が声を上げる」――
それはとても勇気がいることです。
だから、私はその声を代弁したい。
そして、少しでも多くの人が「自分も行動していいんだ」と思えるような場をつくっていきたい。
これが、私の“クラウドファンディングへの挑戦”の原点でもあります。
この気持ちに、少しでも共感していただけたら――
次回の記事も読んでみてください。
一緒に、この現実を変えていけたら嬉しいです。<
✅ 次回予告の一言
次回は、なぜ多くの被害者が「弁護士に相談できない」のか、その理由と、支援の必要性についてお話しします。
初めまして。私も被害者の1人です。弁護士にも相談しましたが、費用だけは高額で実働はなかったです。色んな所に相談したけれど、誰も助けてはくれませんでした。警察もです。泣き寝入りはしたくないので、今も孤独にひとりで詐欺師と戦っています。逃げ得は許されない!なのに、ここ日本では許されるのです。○○詐欺と名前が付かなければ、警察もメディアも動きません。傷害や殺人事件を起こすしか、解決方法がないのが日本の法律です。沢山の人が苦しんでいるのに、手だてがないのが悔しいです。
初めまして。コメントありがとうございます。
お話を拝見し、どれほど辛い思いをされてきたのか、胸が締めつけられる思いです。私自身も同じように被害を受け、何度も無力感に襲われました。法の網の目をすり抜ける加害者に対して、正当に裁かれない現状には、本当に悔しさと怒りを感じます。
それでも、あなたが「泣き寝入りはしたくない」と、今も一人で闘っておられる姿に、深く共感し、勇気をもらいました。私たちのような被害者が声を上げ続けることにこそ、社会を変えていく力があると信じています。
私自身、これから被害実態を記録・発信し、同じように悩む方々とつながる場を作っていきたいと考えています。小さな一歩かもしれませんが、希望の灯を絶やさぬよう行動を続けていくつもりです。
どうか無理だけはなさらず、ご自身を大切にされてくださいね。