はじめに

3月・4月は新生活がスタートする時期。
新入学や新社会人としてのスタートを切る人が多く、慌ただしく準備を進めるシーズンです。

そんな中、求職者の焦りや不安につけ込む「就職詐欺」の被害が増加しています。特に、インターネット求人やSNSを利用した詐欺の手口が巧妙化しており、新卒者や転職希望者を中心に被害が広がっています。

就職詐欺の被害に遭うと、金銭的な損失だけでなく、個人情報の流出、精神的なダメージ、犯罪に巻き込まれるリスクもあります。

ここでは、最新の就職詐欺の手口や実際の被害事例を紹介し、詐欺に遭わないための対策を解説します。

最新の就職詐欺事例

✨ 1. 「高額報酬」をエサにした偽求人詐欺

• SNS広告で「在宅で簡単に月収50万円」「未経験OK！」といった魅力的な求人を掲載。
• 求職者が応募すると、「研修費」や「登録費」などの名目で金銭を請求。
• 振り込んだ後、会社とは連絡が取れなくなり、求人自体が架空のものだったと判明。

▶ 対策：「高収入」「簡単な仕事」などの甘い言葉に注意し、企業の実態をしっかり調査する。

✨ 2. 内定通知後に高額な費用を請求する詐欺

• 「高待遇の外資系企業」「特別枠採用」として求職者を呼び込み、内定を出す。
• 「スキルアップ研修費」や「ビザ申請費」などの高額な支払いを求める。
• 支払い後、企業と連絡が取れなくなるケースが多発。

▶ 対策：採用前後に金銭を請求する企業は要注意！

✨ 3. 個人情報を抜き取る「情報収集型詐欺」

• 大手求人サイトを装った偽サイトに誘導し、応募者の履歴書や個人情報を入力させる。
• その後、詐欺師が口座情報や住所を悪用し、不正なローン契約や架空請求に利用。

▶ 対策：求人サイトのURLや企業情報を必ず確認し、怪しい求人には個人情報を送らない。

近年増加している就職詐欺の手口

🛑 1. SNSを利用したスカウト型詐欺

• 「ヘッドハンティング」「特別採用」などの甘い言葉で誘導。
• 実際は架空の企業で、金銭搾取や個人情報の悪用を目的としている。

🛑 2. 「試用期間」や「業務委託」を悪用

• 「まずは業務委託として働いてもらう」と称し、無給で働かせる。
• その後、企業は契約を結ばず、給料を払わないまま音信不通に。

🛑 3. 不正な金融勧誘を行う企業

• 「入社には専用の口座が必要」と言い、詐欺口座の開設をさせられる。
• 知らないうちに犯罪行為に巻き込まれる危険性がある。

就職詐欺に遭わないための対策

✅ 企業の実態を調査する

• 求人サイトや公式HPだけでなく、口コミや評判も確認する。

✅ 採用プロセスが不自然な企業を避ける

• 書類審査や面接がなく、即採用をする企業は要注意。

✅ 金銭の要求には絶対に応じない

• 「研修費」「登録料」などの請求がある場合は、詐欺の可能性が高い。

✅ 個人情報の取り扱いに注意

• 求人応募時に口座情報やマイナンバーを聞いてくる企業には警戒。

まとめ