
警察官がLINEで事情聴取?ありえない手口に騙された!70代女性が2980万円詐欺被害|SNSを悪用する詐欺師たちの狙いとは
【衝撃】警察がLINEで事情聴取!?信じられない詐欺事件発生
鹿児島県警が驚きの詐欺事件を発表しました。
なんと、警察官や検事を装った詐欺グループがLINE(ライン)で70代女性とやりとりし、最終的に約2980万円をだまし取ったというのです。
普通なら「警察がLINEで連絡してくるわけがない」と考えるでしょう。しかし詐欺の世界では、“ありえない”を”ありえる”に変える力を持っています。
【詐欺師たちはなぜLINEを使うのか?そのメリットとは
今回の詐欺事件の特徴は、何といってもLINEを使った事情聴取風の演出。ここに詐欺師たちの狡猾な狙いが隠されています。
その理由を掘り下げてみましょう。
① 警戒心を下げる
電話だけのやりとりでは怪しまれるリスクが高い。しかし、LINEを使うことで「警察も時代に合わせて連絡手段を変えたのかも?」と心理的な壁を崩すことができます。
② 証拠を残させない
LINEのメッセージは、自動で削除させることも可能です。
ビデオ通話なら録画しなければ証拠が残りにくく、被害者の記憶もあいまいに。
③ 継続的に支配できる
毎日のように連絡を取り続けることで、被害者を洗脳状態に導き、資産移動を自然に思わせるテクニックが使えます。
④ 実在番号の偽装との合わせ技
今回、警視庁の代表番号を偽装して最初に電話をかけています。れにより、という信憑性を演出したのです。
実際に起きた流れ【被害者視点】
- 3月中旬、警視庁の番号を名乗る電話がかかってくる
- 「あなたの個人情報が犯罪に悪用されている」と告げられる
- 「LINEで事情聴取をする」と誘導される
- 毎日LINEで連絡を取り合うようになる
- 「資産を安全な場所に移すように」と指示される
- 指定された口座に2980万円を振り込んでしまう
- 家族が異変に気づき、警察に相談して発覚
鹿児島県警からの重要な警告
鹿児島県警組織犯罪対策課・冨ケ原閣一理事官はこう強く訴えています。
「警察官や検事を名乗り、LINEやSNSで連絡してくることは絶対にありません。
不審な連絡があったら、すぐに断り、家族や警察に相談してください。」
公式な警察業務で、LINEやSNSを通じて事情聴取を行うことはあり得ないのです。
近年のSNS詐欺トレンド
今回のケースだけでなく、全国的にSNSを悪用した詐欺は急増しています。
- SNS型投資詐欺
- ロマンス詐欺
- なりすまし詐欺
SNSという日常に溶け込んだツールを悪用することで、ターゲットに対する心理的なハードルを一気に下げる手口が主流となっています。
【まとめ】疑わしきは、まず相談!
- 「警察からLINEが来た」→100%詐欺と考えましょう。
- 「資産を守るため」と言われても、即断は禁物です。
- 家族や友人、最寄りの警察署(#9110)に必ず相談しましょう。
大切な財産と人生を守るために、「ありえないこと」が起きたときこそ冷静に行動することが重要です。
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出典:YAHOO!ニュース(南日本新聞)
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