警察が教える！ロマンス詐欺・特殊詐欺・フィッシング詐欺の対策

詐欺は年々巧妙化しており、被害を未然に防ぐためには正しい情報を知ることが重要です。本記事では、代表的な詐欺であるロマンス詐欺、特殊詐欺、フィッシング詐欺、その他の詐欺について、警察が提供しているアドバイスを詳しく解説します。被害を防ぐための具体的な行動指針を確認し、大切な資産や情報を守りましょう

1.ロマンス詐欺：甘い言葉に隠された罠

ロマンス詐欺とは？

ロマンス詐欺は、SNSやマッチングアプリを通じて感情的なつながりを築き、最終的に金銭をだまし取る詐欺です。犯人は海外にいると偽ることが多く、”愛“や”結婚“を餌にします。

警察のアドバイス

• 身に覚えのない出会いは疑うこと
  知らない相手から突然アプローチを受けた場合、特に甘い言葉や高価なプレゼントの約束をされたときは警戒が必要です。
• 個人情報は絶対に教えない
  名前、住所、職場などの個人情報を安易に教えると、詐欺に悪用される可能性があります。
• 金銭の要求は必ず断る
  犯人は病気や緊急事態を理由にお金を要求することがありますが、警察は「一度送金すると被害が拡大する危険性がある」と警告しています。
• 相談先を確保する
  身近な家族や友人、もしくは地元の警察に相談することが重要です。

2.特殊詐欺：手口は多様化している

特殊詐欺とは？

オレオレ詐欺や還付金詐欺など、直接的に金銭を狙う詐欺の総称です。電話や訪問、メールを利用して信頼を装い、金銭をだまし取ります。

警察のアドバイス

• 電話でお金の話が出たら疑う
  警察は、「電話や訪問で金銭を要求することは絶対にない」と強調しています。
• すぐに確認する
  オレオレ詐欺の手口では、子供や孫を装うケースがありますが、必ず直接本人に連絡して確認してください。
• ATM操作の指示には応じない
  犯人は、ATMで還付金を受け取れると偽り、操作を指示してくることがありますが、これも詐欺です。警察は「不審な指示には従わないこと」を推奨しています。
• 録音機能を活用する
  詐欺の可能性がある電話を受けた場合、録音して警察に提供することが役立ちます。

3.フィッシング詐欺：巧妙な偽サイトに注意

フィッシング詐欺とは？

フィッシング詐欺は、公式サイトを装った偽のウェブページやメールで個人情報を盗み取る詐欺です。銀行や通販サイトを名乗るケースが多いです。

警察のアドバイス

• URLを必ず確認する
  偽サイトのURLは本物と似ていますが、微妙に異なります。公式サイトに直接アクセスして確認しましょう。
• メールのリンクをクリックしない
  警察は、「不審なメールに記載されたリンクをクリックしないことが基本」としています。
• 公式アプリを利用する
  銀行や通販サイトを利用する際は、必ず公式アプリを使うことでリスクを減らせます。
• セキュリティ対策を万全にする
  定期的なパスワード変更や二段階認証の設定などを行い、不正アクセスを防ぎましょう。

4.オンラインショッピング詐欺：お得な話には注意

オンラインショッピング詐欺とは？

偽の通販サイトを利用して金銭をだまし取る詐欺です。支払い後に商品が届かない、偽物が届くケースが典型的です。

警察のアドバイス

• 評判を確認する
  購入前にサイトの評判やレビューを確認し、信頼できるショップかどうか判断しましょう。
• 公式サイトから購入する
  怪しいサイトや大幅な値引きを謳う広告には注意し、信頼できる公式サイトを利用してください。
• 安全な支払い方法を選ぶ
  クレジットカードや安全な決済サービスを利用し、不正利用時の補償がある方法を選びましょう。

5.ラブドール詐欺：特定ジャンルへの詐欺も増加

ラブドール詐欺とは？

高品質なラブドールを安価で提供すると偽り、実際には粗悪品や偽物を送る、もしくは商品が届かない詐欺です。

警察のアドバイス

• 詳細情報を確認する
  商品の詳細や写真、スペックをよく確認し、曖昧な表現や不自然な点がないか注意してください。
• 実店舗や信頼できる通販サイトを利用する
  公式販売元や信頼できるショップから購入することで、リスクを大幅に減らせます。

6.偽の募金詐欺：善意を利用する犯罪

偽の募金詐欺とは？

災害支援や慈善活動を装い、金銭をだまし取る詐欺です。

警察のアドバイス

• 募金先を確認する
  正規の団体であるかどうかを調べ、公式サイトや第三者機関での確認を行いましょう。
• 直接的な要求を疑う
  街頭やSNSでの募金活動は信頼性に欠ける場合があるため、正規の方法で寄付するようにしてください。

7.サポート詐欺：偽のサポートセンターに注意

サポート詐欺とは？

パソコンやスマートフォンの不具合を偽り、サポートを装った詐欺業者が金銭をだまし取る手口です。

警察のアドバイス

• 正規サポートを利用する
  メーカーや公式サポート以外の連絡先は使用しないでください。
• リモート操作を許可しない
  不審な相手にリモートアクセスを許可すると、個人情報が盗まれるリスクがあります。

8.ビッシング詐欺：音声によるフィッシング詐欺

ビッシング詐欺とは？

電話を利用して個人情報や金銭を盗む詐欺です。銀行や行政機関を名乗ることが多いです。

警察のアドバイス

• 電話での個人情報提供を避ける
  正規の機関は電話で詳細な個人情報を尋ねることはありません。
• 折り返し連絡する
  不審な電話を受けた場合、公式の連絡先を調べて確認してください。

9.投資詐欺：高い利回りを謳う罠

投資詐欺とは？

高い利回りや絶対に損をしないといった内容で投資を勧誘し、金銭をだまし取る詐欺です。仮想通貨や不動産を対象にしたものが増えています。

警察のアドバイス

• 利益を強調する話には注意する
  高額な利回りやリスクゼロを謳う話は詐欺の可能性が高いです。冷静にリスクを考えることが必要です。
• 契約書を確認する
  投資契約書や資料に不明点があれば、必ず専門家や第三者に確認してください。
• 不審な勧誘を拒否する
  知らない相手や信頼性のない会社からの勧誘には応じないことが重要です。
• 地元の警察に相談する
  詐欺が疑われる場合は、すぐに警察や金融庁に連絡しましょう。

10.詐欺被害に遭わないために

警察からの共通アドバイス

• 家族で情報を共有する
  被害を防ぐには、家族や周囲と日頃から詐欺の手口について話し合い、知識を共有することが重要です。
• 早期相談が被害拡大を防ぐ
  詐欺だと気づいた場合、迷わず地元の警察や消費者センターに相談してください。
• 公式発表をチェックする
  警察や行政機関は詐欺対策に関する最新情報を公開しています。これを定期的に確認することで、被害を未然に防ぐことが可能です。

まとめ