ロマンス詐欺の手口

巧妙なロマンス詐欺の現実：恋心を利用した巧みな手口

SNSやLINEといった日常的なツールを悪用したロマンス詐欺事件が増加しています。ここでは、鹿児島県の30代男性が被害に遭ったケースを通じて、詐欺師の巧妙な手口と被害者の心理的な背景に迫ります。

「恵子」という名の罠：日常に潜む危険

鹿児島県に住む30代の男性のもとに、昨年8月、突然「恵子」と名乗る台湾在住の女性からSNS通知が届きました。日常的なやり取りを通じて信頼を構築し、結婚をちらつかせるなどして恋愛感情を抱かせる手口は、まるで映画のように巧妙です。

男性は次のように語ります。
「LINEが一日20回から30回も届き、料理の写真や旅行の写真が頻繁に送られてきました。やり取りをするうちに、次第に好きになり、“台湾から帰ってきたら一緒に暮らそう”と言われました。」

投資話で金銭をだまし取る巧妙なシナリオ

やり取りが始まって2カ月後、恵子から「結婚にお金が必要」として、投資サイトが紹介されました。男性は疑うことなく、5回にわたって合計約150万円を振り込みました。しかし、振り込み後にLINEの連絡が途絶え、事態の異変に気づいた男性は警察に相談しました。

詐欺被害を防ぐためのポイント

• 急な連絡に注意
  見知らぬ人からの突然のSNS通知やLINEメッセージには慎重に対応しましょう。
• 個人情報や金銭のやり取りは厳禁
  特に短期間で親しくなった相手に、金銭を送ることは避けましょう。
• 相談をためらわない
  怪しいと感じた場合は、迷わず警察や消費者センターに相談することが大切です。

出典
この記事は、以下のニュースを参考に作成しました。
出典：YAHOOニュース＜テレビ朝日＞