
知っていても騙される──詐欺被害者の60%が「手口を知っていた」衝撃の事実と、“騙されない”ために必要な最低限の行動とは?
📌 「知っていたのに騙された」…詐欺の恐ろしさを物語るデータが明らかに
三重県警が実施したアンケート調査で、
SNS型投資詐欺やロマンス詐欺の被害者の約60%が「手口を知っていた」ことが判明しました。
さらに、約76%が「だます手口が巧妙だった」と回答しており、
これは「詐欺を知っていれば防げる」という前提を大きく覆す結果となりました。
❓ なぜ“知っていた人”が騙されてしまったのか?
通常、私たちは「詐欺の手口を知っていれば防げる」と考えます。
しかし、実際の被害者は情報を知っていたにも関わらず、騙されているのです。
その理由は、大きく分けて3つあります。
① 詐欺師の“演出力”が格段に進化している
- SNSのなりすましアカウントが本物そっくり
- LINEでの会話や電話の口調が自然
- 複数の人物を使って信用させる“劇場型詐欺”
📌詐欺師は“詐欺を知っている人”すら引き込むプロの演技力と情報操作能力を持っています。
② 心のスキを突いてくる「タイミングの巧妙さ」
- 金銭的に困っているときに“投資”の誘い
- 寂しいと感じているときに“恋愛”のアプローチ
- 家族に相談できない悩みを“代わりに理解してくれる誰か”として近づく
📌詐欺師は“その人の一番弱い瞬間”を狙ってきます。
③ 「相談しにくい」心理に詐欺がつけ込む
アンケートでは、多くの人が「人に相談しにくかった」と答えています。
- 「こんなことで相談するのは恥ずかしい」
- 「信じていた自分が間違っていたと認めたくない」
- 「家族や友人にバカにされたくない」
📌相談できないまま1人で判断し続け、詐欺師のペースに完全に飲まれてしまうのです。
🚨 なぜこの状況が危険なのか?
- 「心のすき間」に入られたら判断力は鈍る
- 「相談できない空気」が詐欺被害を拡大させる
つまり、“自分は大丈夫”という思い込みが一番危ないのです。
✅ 騙されないために最低限守るべき5つの行動
詐欺被害を防ぐには、以下の行動を「徹底する」ことが鍵になります。
① どんな話でも「一度立ち止まって冷静に考える」
→ 急がせてくる相手は要注意。すぐに判断しないクセをつける。
② 必ず“誰かに話す・見せる”
→ 家族や友人、できれば第三者(消費者センター・#9110)へ相談を。
③ 少しでも怪しいと思ったら記録を取る
→ メッセージのスクショ、相手の情報、やり取りの経緯を残す。
④ 「名前」や「見た目」に安心しない
→ 有名人・公的機関・会社名を出されたときほど、疑う姿勢を忘れずに。
⑤ お金が絡んだ瞬間に“警戒モードON”
→ 金銭・個人情報の要求が来た時点で、詐欺の可能性を最優先に考える。
🔍 まとめ:「知っているだけ」では防げない時代へ
詐欺の手口は年々進化し、
「知っていたはずの人」「まさか自分が」と思っていた人が、次々と騙されているのが現実です。
だからこそ大切なのは──
「迷ったら必ず相談する」
「感情が動いたときほど冷静になる」
この“最低限の防御力”を日常に組み込むことです。
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【出典:YAHOO!<中京テレビNEWS>】
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