
「好きだよ」で1900万円消滅──著名人を名乗るロマンス詐欺の心理トリックとは?騙された女性と巧妙すぎる罠の正体
💔 1900万円が消えた…著名人を名乗る男の「好きだよ」が導いたロマンス詐欺
2025年4月、北海道・オホーツク地方で深刻なロマンス型詐欺事件が発覚しました。
被害に遭ったのは50代の女性。
SNSを通じて“著名人を名乗る男”と知り合い、「好きだよ」という言葉を信じてしまった結果、
約1900万円分の電子マネーを複数回にわたって購入・送信してしまったのです。
📩 被害の流れ:甘い言葉が奪った1900万円
- 1月:SNSで「著名人を名乗る男」と出会う
- 「好きだよ」「もっと話したい」と親しげな言葉を繰り返され、信頼と好意を抱く
- 「やり取りを続けるには、電子マネーでポイントを購入する必要がある」と説明される
- 3月〜4月にかけて、合計約1900万円分の電子マネーを購入し、番号を送信
- 気づいた時には相手との連絡が途絶え、詐欺と判明
❓ なぜ詐欺師は「著名人+恋愛」を武器にするのか?
この事件の最大のポイントは、詐欺師が著名人を名乗り、恋愛感情を利用したという点です。
その理由を探ってみましょう。
✅ 信頼を一瞬で得られる「著名人効果」
- 名前を聞いただけで「信用できそう」と思わせられる
- 本人確認を疑わない
- SNS時代では「芸能人がDMをくれる」ことに現実味がある
つまり、「この人が本物かも…」という期待感が、詐欺の入り口になるのです。
✅ 感情に訴えれば、理性は吹き飛ぶ
- 「好きだよ」
- 「あなたにしか言わない」
- 「特別だよ」
このような“恋愛ワード”を繰り返し受け取ることで、
人は相手のことを信じたくなる心理状態になります。
詐欺師にとって、冷静な判断力を失わせることが最優先の戦術です。
✅ お金を引き出す手口:電子マネーが最強の抜け道
電子マネーは:
- 匿名性が高く、追跡が困難
- ネットで即現金化可能
- 被害者が「番号を渡すだけ」で支払いが成立する
そのため、ロマンス詐欺では最も使われる手口になっています。
🎯 詐欺師側のメリット(心理×構造)
ポイント | 内容 |
---|---|
感情で相手を支配 | 相手を“考えさせない”状態にできる |
お金を出させやすい | 「恋愛」なら出費の理由を正当化できる |
発覚が遅れる | 恋愛相談を他人に話しづらいため |
継続的搾取が可能 | 長期化して多額被害へつながる |
🛡️ 防ぐには?ロマンス詐欺から身を守る5か条
- 「有名人が個人で連絡してくる」は99.9%詐欺
- 「お金が必要」「ポイントが必要」は即ブロック
- SNSのやりとりは必ず第三者(家族や友人)に見せて相談
- 少しでも不安なら「#9110」に電話
- 「自分は大丈夫」と思わない。疑うことが最大の防御!
✅まとめ:恋の言葉に潜む冷酷な罠を見抜け
「好きだよ」その一言で、人生が大きく変わってしまうことがあります。
たとえ甘い言葉でも、相手の正体が不明な限り、それは詐欺の始まりかもしれない。
被害を防ぐ一歩は、“信じたい”自分の気持ちを一度疑ってみることです。
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【出典:YAHOO!<北海道ニュースUHB>】
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