
投資詐欺でお金を取り戻すには?「民事と刑事」どちらが効くか徹底比較【泣き寝入りを防ぐ方法】
「詐欺だと気づいたとき、もう遅いんじゃないか……」そう思って泣き寝入りしていませんか?
実は、投資詐欺の被害金は行動次第で一部または全額回収できる可能性があります。ただし、「裁判で勝てば戻ってくる」というのは幻想。民事と刑事のどちらを選ぶかで、結果が大きく変わるのです。
この記事では、Yahoo!ニュースに掲載された最新の調査結果をもとに、詐欺被害者が本当に知りたい「現実の回収率と成功する対応策」を分かりやすく解説します。
なぜ多くの人が泣き寝入りしてしまうのか?
- 詐欺だと気づいた頃には加害者と連絡が取れない
- 恥ずかしくて誰にも相談できない
- 弁護士費用や手続きが難しそう
- 「どうせ戻らない」と諦めてしまう
しかし、本当に泣き寝入りするしかないのでしょうか?
調査データが示す回収率の“現実”
リード法律事務所の調査によると、回収方法によって結果に大きな差が出ています。
民事裁判の場合
- 全額回収できた人:0%
- 60%以上が回収率0〜5%未満
- 加害者が支払いを無視して終わるケースが大半
「裁判に勝った=返ってくる」ではない現実が明らかに。
刑事告訴+示談交渉の場合
- 全額回収できた人:9.3%
- 30〜60%未満回収:22.7%
- 15〜30%未満回収:25.3%
- 回収できなかった人はわずか9.3%
刑事事件化されることを恐れる加害者が、返金に応じる可能性が高いという結果です。
回収成功の鍵は「刑事告訴+示談」
なぜ刑事手続が有効なのでしょうか?
- 民事裁判は「支払い命令」止まり。無視されがち。
- 刑事告訴は、起訴=前科・実刑のリスクが加害者に重くのしかかる
- それを避けたくて返金に動くケースが多い
「刑罰の圧力」が示談交渉を有利に進める最大の武器となるのです。
被害に遭ったら最初にやるべき行動
- 証拠を集める(LINE、メール、振込履歴など)
- 弁護士に相談(詐欺事件に強い専門家が望ましい)
- 刑事告訴+示談交渉のルートを検討
- 絶対に一人で悩まないこと!
まとめ:勝ちたいのは裁判じゃない、“お金を取り戻す”こと
投資詐欺で最も大切なのは、裁判に勝つことではなく、実際にお金を取り戻すこと。
民事よりも刑事告訴+示談の方が、回収できる可能性がはるかに高いという現実は、すべての被害者にとって希望となります。
泣き寝入りを選ぶ前に、一歩踏み出す勇気を持ちましょう。
参考・出典
- リード法律事務所(https://lead-law-office.com/)
- 調査期間:2024年10月22日~11月28日
- 調査対象:投資経験者2,068名
- 出典:Yahoo!ニュース(2025年5月26日配信)
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