電子計算機使用詐欺

電子計算機使用詐欺とは、コンピュータやインターネットを悪用して不正に利益を得る詐欺のことです。近年、技術の発展とともに手口が巧妙化し、多くの人が被害に遭っています

PC警告画面

【最新詐欺手口】「スマホをPCカメラに向けるだけ」で750万円被害!巧妙な警告画面詐欺の手口と対策

【警告画面→電話→送金】巧妙化する詐欺手口

神戸市北区に住む78歳の女性が、パソコンの警告画面をきっかけに修理名目で750万円をだまし取られるという事件が発生しました。従来の「ウイルス感染詐欺」や「サポート詐欺」とは異なり、今回の手口では 『スマホ画面をパソコンのカメラに向けさせる』 という新たな手法が用いられています。

ここでは、この事件の詳細と、どのようにして被害に遭ったのかを解説するとともに、 同様の手口に引っかからないための対策 を紹介します。

事件の流れ(詳細)

1. パソコンに突然警告画面が表示

2月13日の夕方、被害女性が自宅でパソコンを使用中に、 「ウイルス感染の警告画面」 が突然表示されました。この画面には 「至急、下記の番号に電話してください」 というメッセージが記載されていました。

2. 警告画面の番号に電話 → 詐欺グループと接触

警告画面に記載されていた電話番号にかけると、 「パソコン修理センター」 を名乗る男が応答し、

お使いのパソコンがウイルスに感染しており、早急な対応が必要です
銀行口座の情報が漏洩している可能性があります

と、不安を煽る説明を始めました。

3. スマホをPCカメラに向けるよう指示

男性は女性に対し、修理のための確認手続きとして、

「スマートフォンの画面をパソコンのカメラに向けてください」

と指示しました。

女性は言われるがままに スマートフォンの画面をPCカメラに向けた ところ、 インターネットバンキングの情報が詐欺グループに読み取られてしまいました。

4. 銀行口座から750万円が不正送金

詐欺グループは、女性のスマホ画面に表示された情報を元に インターネットバンキングへログイン 。その後、 女性の口座から750万円を不正送金 しました。

電話を終えた後、女性が不審に思い、インターネットバンキングを確認したところ、 口座から大金が消えている ことに気づきました。

すぐに最寄りの警察署に相談し、詐欺被害に遭ったことが発覚しました。

事件のポイント

パソコンの警告画面に記載された電話番号は詐欺の可能性が高い
詐欺グループは、不安を煽って冷静な判断を奪おうとする
スマホ画面をPCカメラに映させることで、個人情報を盗み取る手口が確認された
インターネットバンキングの情報が悪用される危険性がある

被害に遭わないための対策

今回の事件のような 「警告画面を使った詐欺」 に引っかからないためには、次のような対策が有効です。

✅ 突然の警告画面を信用しない

警告画面に記載された電話番号には絶対に連絡しない。

✅ サポート詐欺の特徴を知る

「ウイルス感染」や「銀行口座の異常」などを理由に電話をかけさせるのは詐欺の典型的な手口。

✅ パソコンのセキュリティ対策を強化

信頼できるウイルス対策ソフトを導入し、不審なポップアップをブロックする。

✅ インターネットバンキングの二段階認証を設定

万が一ログイン情報が盗まれても、不正送金を防ぐために二段階認証を必ず設定する。

✅すぐに家族・警察に相談

「怪しい」と思ったら、すぐに家族や警察、金融機関に相談する。

まとめ

今回の事件では、 「スマホ画面をPCカメラに向ける」という新手の詐欺手法 が用いられました。
不審な警告画面に焦って対応せず、まずは冷静になることが重要です。
詐欺の手口は日々進化しており、 「知らなかった…」では済まされない状況 になっています。正しい知識を身につけ、被害に遭わないよう注意しましょう。

出処:YAHOO!<神戸新聞NEXT>
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