
こんな手口に注意!被害者の声から学ぶ詐欺の最新傾向とだましの心理
はじめに
近年、インターネット上では「詐欺被害に遭った」という体験談が多く投稿されています。特に note.com や SNS(X〈旧Twitter〉、Facebookなど)を見ていると、「自分は大丈夫だと思っていたのに…」 という声が目立ちます。
詐欺師は年々手口を巧妙化させており、中高年層をターゲットにしたものも増加中。この記事では、実際の被害者の声から「どのようにして詐欺に引き込まれるのか」「詐欺師はどんな心理テクニックを使ってくるのか」を分かりやすくご紹介します。
ぜひご自身やご家族を守る参考にしてください。
実際に多い詐欺の「だましの流れ」
投資詐欺(FX・仮想通貨・副業系)
被害者の声:
「最初は無料のLINEグループに招待されただけでした。そこで『利益が出た人の声』が毎日投稿されていたので、安心して少額を入金してしまいました」
→ 「少額→成功体験の演出→さらに大きな入金」 という段階的な流れで金額が大きくなるのが特徴。
→ 「期間限定キャンペーン」「今なら◯%ボーナス」など煽りが強い。
恋愛詐欺(ロマンス詐欺)
被害者の声:
「SNSで知り合って半年以上毎日やり取りしていました。信頼していたので、『日本に行くための航空券代を立て替えてほしい』と言われてつい…」
→ 長期間じっくりと信頼関係を築いたうえで送金依頼。
→ 家族や友人に相談させないよう仕向けるパターンも。
通販詐欺(偽サイト・偽ブランド)
被害者の声:
「あの有名ブランドの商品が安く売っているサイトを見つけ、口コミも良かったので購入。しかし商品は届かず、サイトも消えていました」
→ 本物そっくりの偽サイト(URLが微妙に違う場合も)。
→ SNS広告から誘導されることが多い。
なぜ詐欺に引っかかってしまうのか?心理テクニックに要注意
詐欺は単なる「騙す・騙される」話ではありません。詐欺師は心理学的なテクニックを駆使して「信じさせ、行動させる」段階を作り上げます。
① ラポール形成(信頼関係作り)
・ 最初はとても親切で、相談に乗ってくれる態度を見せます。
・ 長いやり取りを経て、「この人は信用できる」と思わせます。
② 一貫性の原理
・ 一度小さな行動(例:少額入金、情報提供)をさせることで、「ここまでやったから次もやろう」という心理が働きます。
・ 「せっかくここまで進めたのに…」という心理的負担が大きくなり、途中でやめづらくなる。
③ 社会的証明
・ 「他の人も儲かっている」「利用者多数」「成功者の声」といった情報を大量に見せられる。
・ 「みんなやっているから大丈夫」と思ってしまう。
④ 緊急性・希少性の演出
・ 「今だけのチャンス」「今日中に決めないと損をする」と急かされる。
・ 冷静な判断ができなくなる。
被害に遭った方の「よくある後悔の声」
- 「もっと早く誰かに相談していれば…」
- 「今思えばおかしかったのに、当時は気づかなかった」
- 「恥ずかしくて誰にも言えなかった」
※詐欺師はこうした「恥ずかしさ」「孤立させる心理」まで計算に入れています。
→ 早めに周囲に相談することが大切!
万が一被害に遭った場合の初期対応
- 証拠(やり取りの履歴・入金記録など)を保存する
- 早めに相談する(消費生活センター、弁護士など)
- 警察に届け出る
→ 【参考リンク】詐欺被害の相談窓口はこちら
※被害の拡大を防ぐには「時間との勝負」です。
まとめ
詐欺は「私は引っかからない」と思っている人ほど狙われやすいものです。最近の詐欺は非常に巧妙で、ネットに詳しい人でも被害に遭うケースが増えています。
詐欺のテクニックを知り、疑問を感じたらすぐに相談する習慣を身につけましょう。
sagi110.com では引き続き、最新の詐欺情報や対処法を発信していきます。
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