
「ウイルス除去にギフトカード必要」特殊詐欺の手口と対策
事件の概要
松山市内の70代男性が、パソコン使用中に「ウイルス感染の警告画面」が突然表示されました。
警告画面には以下のようなメッセージが記載されていた可能性があります
- 「あなたのパソコンはウイルスに感染しています」
- 「至急この番号(○○-○○○○-○○○○)へ連絡してください」
- 「ウイルスの影響でデータが消える可能性があります」
男性は指示通りに記載されていた番号へ電話すると、「ソフトウェア会社のサポート担当」と名乗る男が対応しました。
この男は、「ウイルスを除去するためには特別なソフトが必要で、その費用として電子マネーのギフトカードを購入して支払う必要がある」と説明。
男性はこの説明を信じてしまい、コンビニでギフトカードを購入。
初めは20万円分を購入し、指示された通りにカード番号を伝えました。
しかし、その後も男は「番号が間違っていた」「さらに強力なウイルスが見つかった」「完全に除去するには追加費用が必要」などと言い続け、2日間で合計21回にわたり、約300万円分の電子マネーをだまし取られました。
最終的に、男性が相手と連絡が取れなくなったことで異変に気づき、警察に相談し、詐欺被害であることが判明しました。
詐欺の手口:なぜギフトカードなのか?
この手口では、詐欺師が「ウイルス感染の恐怖」を利用して冷静な判断力を奪い、電子マネーを買わせます。
なぜギフトカードが狙われるのか?
✅ 即時性が高い → 購入後すぐに利用でき、詐欺師側にとってスムーズ。
✅ 匿名性が高い → 銀行振込よりも追跡が難しく、警察が捜査しづらい。
✅ 利用者が慣れていない → 特に高齢者はギフトカードの仕組みに詳しくないため、言われるがまま購入しやすい。
この詐欺では、「相手にギフトカードの番号を伝えると即時にお金が引き出される」という仕組みを悪用しています。
この詐欺に遭わないために
🛑 警告画面が出ても慌てない! → ほとんどの警告画面は偽のポップアップ。
🛑 サポートを名乗る相手に電話しない! → 本物のソフトウェア会社がギフトカードでの支払いを求めることはありません。
🛑 ギフトカード購入を指示されたら100%詐欺! → 「ギフトカードを買え」と言われた時点で詐欺を疑いましょう。
🛑 少しでも不安なら、すぐに家族や警察に相談!
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