悪徳弁護士事務所の闇とTさんの勇気ある告白
✍️ 悪徳弁護士事務所の闇とTさんの勇気ある告白
先日、私のアメブロに長くフォローしてくださっている読者の Tさん(仮名) からコメントをいただきました。
その内容が、あまりにも衝撃的だったのです。
「実は私、かつて悪徳弁護士事務所でパラリーガルとして働いていたことがあります。」
Tさんは、弁護士資格のないまま「弁護士のように」依頼者対応をさせられていた――。
そんな現場が、今も日本のどこかに存在しているというのです。
「ノリとハッタリで電話しろ」
Tさんが働いていたのは、都内のとある弁護士事務所。
初日からいきなり依頼者への電話対応を命じられ、
研修もなく、法的知識の指導も一切なし。
「とにかく勢いとハッタリで相手を黙らせろ」
「こっちが弁護士だと思わせればいい」
そんな言葉が飛び交っていたそうです。
弁護士法に反する“非弁行為”が、日常的に行われていた現場――。
それは、被害者を守るどころか、二次被害を生む温床になっていました。
着手金だけ取って何もしない現実
「過払い金請求」や「詐欺被害金の回収」をうたって依頼者を集め、
着手金だけを受け取り、その後は音沙汰なし――。
訴訟が始まらないことに不安を感じた依頼者からの電話が鳴りやまず、
Tさんは何度も胸を痛めたといいます。
「法を守る立場の人間が、法を悪用している。
それを見て見ぬふりする職場でした。」
さらに内部では、パワハラや賄賂、嘘の告げ口などが横行し、
Tさんは理不尽な理由で解雇されました。
それでも彼女は「縁が切れてよかった」と振り返ります。
処分されないまま残る“闇”
驚くべきことに、その事務所は10年以上経った今も
懲戒も処分も一切受けていないそうです。
レビューには「着手金を返してもらえない」「訴訟が進まない」といった声が今も残り、
同様の悪徳事務所が氷山の一角でしかないことが伺えます。
実際、ある事務所では依頼金6億円の私的流用が発覚し倒産。
依頼者だけでなく、従業員の人生まで巻き込む“法の闇”が存在しています。
被害者を救うはずの弁護士が、被害者を作る
Tさんの話を聞いて、私は改めて考えさせられました。
「詐欺被害から立ち直ろう」と一歩踏み出した人が、
次は“法の名を借りた詐欺”に遭う。
こんな不条理が、あっていいはずがありません。
弁護士に相談する前に、必ずその事務所の登録番号と懲戒履歴を確認してください。
日本弁護士連合会(https://www.nichibenren.or.jp/)で検索できます。
法の信頼を取り戻すためには、
「被害を防ぐ知識」と「声を上げる勇気」が欠かせません。
そして、Tさんのように過去を語る勇気が、
同じ被害を防ぐ第一歩になるのだと思います。
✍️ まとめ
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弁護士資格のない人物が依頼対応をする“非弁行為”が現実に存在する
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着手金だけ取り放置する悪徳事務所もいまだ多数
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弁護士に相談する際は登録・懲戒情報を必ず確認
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Tさんのような“声を上げる勇気”が被害防止の力になる


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