
「SNS投資サークルの罠」静岡で60代男性が1,500万円被害!詐欺の実態と対策
SNS投資詐欺で60代男性が1,500万円の被害
静岡県浜松市で、SNSを通じて知り合った「投資家」を名乗る人物らから勧誘を受け、60代男性が1,500万円を騙し取られる被害が発生しました。この事件は、SNSを悪用した詐欺が急増している現状を改めて浮き彫りにしています。
被害の詳細
警察の発表によると、被害男性は2024年7月、YouTubeで急騰株を宣伝する広告を目にし、リンク先のウェブサイトを閲覧。その後、LINEで「投資家の伊藤」を名乗る男と繋がり、さらに「アシスタントの櫻井」と名乗る女性から詳細な説明を受けました。
投資に詳しい印象を受けた男性は、指示されるままに19回にわたり、指定された個人名義の口座に計1,500万円を振り込みました。その後、「アナリストの谷」を名乗る別の人物からも勧誘を受け、さらに振り込みを続けてしまいました。
男性のデータ上では利益が1,500万円以上発生していたものの、引き出そうとした際に「口座が凍結されている」と説明され、資金を引き出せない状態に。不審に思った男性が調査したところ、典型的な詐欺手口であることが判明し、弁護士に相談。事態が明るみに出ました。
詐欺の特徴と手口
この事件の手口は、SNSやYouTube広告を利用した「投資サークル詐欺」の典型例です。以下のような特徴が見られます
- 信用を得るための巧妙な演出
投資に関する専門用語や「アシスタント」「アナリスト」といった肩書を利用し、信頼感を植え付ける。 - 個人名義の口座への振り込み
公式の金融機関ではなく、個人名義の口座を指定することで、不正取引を隠蔽。 - データ上の架空利益
実際には存在しない「利益」をデータ上で見せることで、さらに大金を振り込ませる。
防止策:SNSでの投資話に注意
警察は「SNSで知り合った人物からの投資話は詐欺の可能性が極めて高い」と警告しています。以下の点に注意してください
- 個人名義の口座振り込みに応じない
金融取引は正規の金融機関を通じて行うべきです。 - 過剰に儲け話を強調する内容は疑う
「必ず儲かる」「誰でも簡単に利益が出る」といった言葉には注意が必要です。 - 冷静に情報を確認
インターネットで手口を検索し、不審点がないか調べましょう。
被害に遭ったら
万が一被害に遭った場合は、すぐに以下の機関に相談してください
- 警察(#9110)
- 消費生活センター(188番)
- 弁護士や司法書士に相談
まとめ
出典
*この記事の内容は、2025年1月14日YAHOO!ニュース<静岡放送>」を参考に作成しました。
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