
なぜLINEが詐欺の標的に?SNS型投資・ロマンス詐欺で悪用される理由と対策
【要注意】LINEが詐欺師に狙われる理由とは?SNS型投資・ロマンス詐欺の実態と対策
最近、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺が急増している中で、その大半で悪用されているのが「LINE(ライン)」です。なぜ、詐欺師たちはLINEを好んで利用するのでしょうか?その理由と絶対に注意すべきポイント、そして詐欺を防ぐための具体的な対策を詳しく解説します。
LINEが詐欺で悪用される3つの理由
圧倒的な利用率と普及率
LINEは日本国内で最も利用されているメッセージアプリです。
- 利用率95%(総務省の調査による)
- 幅広い年齢層に普及しており、SNS初心者でも使いやすいことから、詐欺師にとって「ターゲットに接触しやすい」ツールです。
直接的なコミュニケーションが可能
LINEは1対1のやり取りだけでなく、グループチャットや通話機能も備わっています。これによって、詐欺師は「親密な関係」を演出しやすく、被害者の心を巧みに操作できます。
- 投資話をグループチャットで信じ込ませる
- 恋愛感情を利用して金銭を要求する
など、詐欺師がターゲットを騙す手口がより巧妙化しています。
匿名性とアカウント作成の手軽さ
-
LINEのアカウントは比較的簡単に作成でき、詐欺師が身元を隠すことが容易です。
- 偽名や架空のプロフィール
- 見知らぬアカウントからの「友達追加」
この匿名性が詐欺を助長しており、ターゲットが相手の正体を疑わず信頼してしまう要因となります。
詐欺でよく使われるLINEの手口とは?
SNSからLINEに誘導する
InstagramやFacebookで知り合い、「もっと親密に話したい」とLINE交換を持ちかけます。
- 投資詐欺の場合
「確実に儲かる投資話がある」とLINEグループに招待し、指定の口座に送金を要求。 - ロマンス詐欺の場合
恋愛感情を利用し、「病気の治療費」や「緊急の資金」を理由にお金を振り込ませます。
LINEグループを使った“信憑性”の演出
- LINEグループ内で「他のメンバー」も成功しているように見せかけ、信じ込ませる手法。
- グループ内の全員が実は詐欺師の仲間というケースも多いです。
LINEでの出金トラブルを口実に追加送金を要求
投資詐欺では、被害者が利益を引き出そうとすると「税金や手数料が必要」と追加の振り込みを要求します。
LINE詐欺を防ぐための3つの対策
- 知らない人からのLINE友達追加を拒否する設定
LINEではプライバシー設定を強化することで、見知らぬ人からの接触を防ぐことができます。
「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」をオフに設定 - 「投資話」や「金銭要求」が出た時点で即相談
「絶対儲かる」「元本保証」 というフレーズは詐欺のサインです。
親密になった相手でも、金銭の話が出たら第三者や警察に相談しましょう。 - LINEグループへの安易な参加は危険
投資話などでLINEグループに誘われても、すぐに参加しないようにしましょう。グループ内の投稿内容も詐欺の一部である可能性が高いです。
LINEは便利だけど、詐欺の温床にもなる
LINEは日常的に使う便利なツールですが、詐欺師にとっては被害者を騙しやすいツールでもあります。「自分は大丈夫」と油断せず、SNSで知り合った相手とのLINE交換は慎重に。また、少しでも不審に感じたら家族や警察に相談することが大切です。
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