あなたの電話やLINEに「警察」から連絡が来たら要注意！

いま、日本全国でニセの警察官や検察官をかたる特殊詐欺が急増しています。特に最近では、LINEのビデオ通話を使い、警察手帳や逮捕状を見せて信じ込ませる新手の手口が横行しています。詐欺師たちは、あたかも本物の捜査のように演出し、あなたの財産を狙っています。

警察OBの専門家も「こんなことは絶対にありえない」と断言するほど、警察がこのような方法でお金を要求することは100％詐欺です。しかし、一般の方が突然「あなたは犯罪に関与している」と告げられれば、冷静でいるのは難しいでしょう。

ここでは、この詐欺の詳細な手口と、絶対に騙されないための対策を徹底解説します。

急増する「ニセ警察官詐欺」の手口とは？

詐欺師は、次のような方法であなたを騙そうとします。

1. 電話やLINEで「あなたの口座が犯罪に使われている」と連絡
2. 「捜査中なので資産を一時的に預かる必要がある」と説明
3. LINEのビデオ通話で警察手帳や逮捕状を見せて信じ込ませる
4. 銀行口座の情報を聞き出し、振込を指示
5. 犯人は姿を消し、お金は戻らない

この手口の巧妙さは、警察や検察を装っているため、被害者が簡単に信用してしまうことです。「逮捕されるかもしれない」「犯罪に巻き込まれている」と思わされることで、冷静な判断ができなくなってしまいます。

絶対に騙されないための6つの対策

1. 「警察は電話やLINEでお金を要求しない」と知る

警察や検察が、電話やLINEを使って「資産を移せ」と指示することは100％ありえません。このルールを頭に叩き込んでおきましょう。

2. 「捜査対象」「逮捕状」「資産保全」という言葉が出たら即座に詐欺と判断

以下のような言葉が出たら、絶対に詐欺だと疑いましょう。

• 「あなたの口座が犯罪に使われています」
• 「逮捕状が出ています」
• 「資産を保全するために振り込んでください」

3. ビデオ通話で「警察手帳」や「逮捕状」を見せられても信用しない

詐欺師は偽造の警察手帳や逮捕状をデジタルで作成し、ビデオ通話で見せることで信じ込ませようとします。しかし、これらは簡単に偽造できるものなので、絶対に信じてはいけません。

4. 必ず警察署に直接確認する

不審な連絡を受けたら、一度電話を切って、最寄りの警察署に相談しましょう。

• 警察相談専用電話：「#9110」
• 緊急時：「110番」

「電話を切るな」と指示されても、絶対に無視して一度切ることが重要です。

5. 個人情報は絶対に教えない

詐欺師は、次のような情報を聞き出そうとします。

• 銀行口座や暗証番号
• マイナンバー
• 住所や家族構成
• クレジットカード番号

警察や検察が、電話やLINEで個人情報を聞き出すことは絶対にありません。

6. 家族や高齢者と定期的に話し合う

詐欺の被害に遭いやすい高齢者と、日頃から「警察が電話でお金を要求することはない」と共有しておくことが重要です。

【まとめ】とにかく警察に確認を！

ニセの警察官・検察官による詐欺は、今この瞬間も新たな被害者を生んでいます。しかし、「警察が電話やLINEでお金を要求することはない」と知っていれば、防ぐことができます。

もし不審な電話を受けたら、すぐに警察署に確認することが最も有効な対策です。

• 警察相談専用ダイヤル：#9110
• 緊急時は迷わず110番！

「自分は大丈夫」と思わず、家族や友人とも情報を共有し、詐欺から身を守りましょう！