新たな詐欺手口の概要

警察官を装った新たな詐欺手口が急増しています。詐欺師たちは、着信画面に実在する警察署の電話番号を表示させたり、メッセージアプリで偽の警察手帳や逮捕状の画像を送信するなど、巧妙な方法で被害者を信用させようとしています。警視庁は、警察官がSNSやビデオ通話で連絡を取ることはないと注意を呼びかけています。

具体的な被害事例

70代の女性のスマートフォンに総務省の関係機関の職員を名乗る男から「あなたのキャッシュカードが詐欺事件に使われている」との電話がありました。続いて、警察官を装う男から「あなたには詐欺の容疑がかけられている。お札の番号を確認するので預金を下ろして現金を都内のマンションに送ってほしい」と指示され、女性は現金を送ってしまいました。

詐欺師が使用する手口の詳細

詐欺師たちは、インターネット回線と専用のプログラムやアプリを利用して、任意の番号を相手に表示させる技術を悪用しています。これにより、実在する警察署の番号を表示させ、被害者を信用させるのです。

被害に遭わないための対策

• 警察官がSNSやビデオ通話で連絡を取ることはない：警察官を名乗る者からの電話があった場合は、相手に所属、担当部署、氏名、内線番号を確認し、最寄りの警察署に連絡してください。
• 電話でお金の話をされたら詐欺を疑う：電話でお金の話をされた場合は、詐欺を疑って一旦電話を切り、警察や周りの人に相談するようにしてください。
• 表示された番号だけで信用しない：表示された番号だけで電話の相手を信用するのは危険です。不審に思ったら、電話を切り、直接警察署に確認することが重要です。

まとめ