ロマンス詐欺

ロマンス詐欺は、恋愛関係を装った詐欺の一種です。詐欺師は主にオンラインプラットフォーム(SNSやマッチングアプリ)を利用し、被害者に接触します。彼らは偽のプロフィールを作成し、信頼を築くことで、最終的には金銭を要求します。

ロマンス詐欺 女性

結婚をちらつかせ2000万円詐取!? 山梨県で発生したSNS型ロマンス詐欺の手口

SNS型ロマンス詐欺

今回は、山梨県北杜市で発生した「SNS型ロマンス詐欺」の事件についてお伝えします。結婚や将来の約束をちらつかせた詐欺師の巧妙な手口とともに、注意すべきポイントを解説します。

事件の概要

北杜市に住む30代の女性が、マッチングアプリで知り合った男性に2000万円もの大金をだまし取られる事件が発生しました。詐欺の流れを簡単に整理すると、次のような手口が使われました。
マッチングアプリ
1️⃣ 結婚を匂わせた信頼関係の構築
女性は昨年10月中旬、マッチングアプリで知り合った男性と連絡を取り合うようになりました。男性から「結婚すれば家族の面倒もみる」といった甘い言葉をかけられ、好意を抱くようになったとのことです。

2️⃣ 金への「共同投資」を提案
男性は女性に「金(ゴールド)への共同投資」を提案。初めての振込後、取引所のサイト上に利益が表示され、さらに女性の口座にも現金が振り込まれたことで信用を得ました。その後、11月13日から12月3日にかけて5回、計832万円を送金。

3️⃣ さらに追加で1,200万円以上を詐取
利益を引き出そうとした際、「税金名目」「セキュリティ向上費用」として現金を要求。12月25日と今年1月6日の2回で計1,204万7,203円を送金しました。その後もさらに現金を要求され、不審に思った女性が家族に相談し、警察に被害を届け出たことで事件が発覚しました。

この詐欺事件の特徴

1️⃣ 信頼を得るために「結婚」をちらつかせる
結婚すれば家族の面倒をみる」など、将来への希望を巧みに利用するのが特徴です。

2️⃣ 初回に「利益」を見せる手口
最初の振込後に小額の利益を女性の口座に振り込み、信用を得てさらに大金を振り込ませます。

3️⃣ 出金を難しくしてさらに金銭を詐取
「税金」や「セキュリティ費用」を理由に追加の支払いを要求するのが典型的です。

詐欺を防ぐためのポイント

  • 知らない相手からの投資話は慎重に
    特にSNSやマッチングアプリで知り合った相手からの投資提案には注意が必要です
  • 口座情報や送金は簡単に教えない
    指定された個人名義の口座やアプリへの送金には絶対に応じないようにしましょう
  • 冷静に家族や友人、専門機関に相談する
    「おかしい」と思ったら一人で悩まず、すぐに周囲の人や警察に相談しまし

まとめ

この事件は、愛情や信頼を利用した「SNS型ロマンス詐欺」の典型例です。こうした詐欺は誰にでも起こりうるため、十分な注意と警戒が必要です。甘い言葉に惑わされず、冷静に判断することが重要です。

出典
この記事は、2025年1月16日「YAHOO!ニュース<YBS山梨放送>」を参考に独自に執筆しました。

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