特殊詐欺

特殊詐欺とは、電話やインターネットを悪用し、言葉巧みに金銭をだまし取る犯罪の総称です。オレオレ詐欺や架空請求詐欺、近年ではSNSやビデオ通話を利用した新たな手口が増加しています。本カテゴリーでは、最新の特殊詐欺の手口や事例、被害防止のための対策情報を詳しく紹介し、皆様が被害を未然に防げるようサポートします。

警察官

【要注意】60代女性が3000万円詐欺被害!警察の対応も犯人の巧妙な指示で突破される(大分・別府)

警察の対応も突破された巧妙な手口とは?

「警察官が対応したのに詐欺を防げなかった」——
大分県別府市で発生したオレオレ詐欺の事件は、犯人が被害者に「事前レクチャー」するという新たな手口を明らかにしました。

事件の詳細

2024年2月7日、60代女性の携帯電話に「大手通信事業者の職員」や「警察官」を名乗る人物から連絡がありました。

  • 「あなたの携帯から迷惑メールが送信され、被害届が出ている」
  • 「身柄を拘束する」

さらに、「検察官」を名乗る別の人物から、「逃走資金と疑われるため口座の金を全額出金するように」との指示を受けました。

この時点で、犯人はすでに女性に「警察に聞かれた際の回答マニュアル」を指示していました。

警察が駆けつけるも、女性は「レクチャー通り」に対応

18日、女性が金融機関で2200万円の高額出金を試みたところ、不審に思った職員が警察に通報。
別府警察署の警察官が駆けつけましたが、女性は犯人の指示通り、以下のように対応しました。

🔹 「自宅で保管する」 → 「銀行に預けるのが不安」と説明。
🔹 「知らない人から電話は?」 → 「かかってきていない」と回答。
🔹 「家族に相談した?」 → 架空の「弟」に電話をかけ、警察官に代わると「姉に任せている」と返答。

警察官も不審に思いつつ、女性の意思を尊重する形で対応を終えました。

結果、女性は2200万円を引き出し、さらに20日までに合計3000万円を詐欺グループに渡してしまいました。

被害を防ぐためのポイント

警察官が来ても安心せず、家族や知人にも相談する
「知らない番号からの電話は詐欺かもしれない」と警戒する
「銀行で聞かれたらこう答えろ」と言われたら100%詐欺!
少しでも怪しいと思ったら警察相談専用電話「#9110」に通報

警察は「犯人は事前にシミュレーションし、銀行や警察のチェックをすり抜ける方法を指示している」として、注意を呼びかけています。

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