
【実録】韓流装うロマンス詐欺の罠、50代女性が1800万円を失った衝撃の結末
はじめに
SNSやマッチングアプリを通じた「ロマンス詐欺」。年々巧妙化し、被害額も増加の一途を辿っています。この記事では、50代女性が韓流俳優を名乗る人物に心を奪われ、最終的に1800万円もの大金を失った衝撃の実話をお届けします。
SNSで始まる甘い夢
今年3月、50代主婦の斉藤利恵さん(仮名)のSNSに、「ソ・ジフン」と名乗る韓流俳優風の男性からメッセージが届きました。
「今度日本に行きたいが、どの季節がいいですか?」
この何気ない一言からやりとりが始まりました。彼は斉藤さんを「美しくて優しい」と褒め、日々甘い言葉を送るようになります。やりとりはLINEへと移行し、次第に親密なものに。
「君が恋しい。早く会いたい」
こうして恋心を抱き始めた斉藤さんは、「不倫のようなドキドキ感」に酔いしれる日々を送っていました。
甘い未来の約束と暗号資産投資
彼とのやりとりが進む中、斉藤さんは未来を夢見るようになります。
「ハワイに家を買って一緒に暮らそう」
「昨夜、あなたと暮らしている夢を見たよ」
さらに、彼は「僕の暗号通貨取引の知識を教えたい」と語り、特定の投資サイトへ誘導。最初は5万円の投資で画面上に“利益”が表示され、信頼を深めていきます。
「元金を増やせば、もっと利益が出る」
彼の甘言を信じ、550万円もの大金を振り込んだ斉藤さん。しかし、それでも彼の要求は終わりませんでした。
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さらなる被害と家族の発覚
斉藤さんの送金額はさらに膨らみ、最終的には合計1800万円に達しました。
「詐欺被害に遭われている可能性がございます。送金額は合計で1600万円を超えております」
銀行からの通知で、斉藤さんの家族は被害に気付きました。しかし、斉藤さんはその時点でも「彼は本物」と信じて疑いませんでした。
「彼に会うためにいくら必要なの?」
「お店でギフトカードを買ってきてほしい。」
斉藤さんは新しいスマートフォンを契約し、家族に隠れて彼とのやりとりを続けました。その結果、家族の生活にも深刻な影響が及ぶことになります。
現実を直視するまで
最終的に斉藤さんは詐欺だと確信しますが、その時にはすべてを失っていました。
「家族で楽しむために貯めていたお金が、一瞬で消えた。申し訳ない」
家族もまた深い傷を負いました。娘はこう語ります。
「母がなぜこんなに変わってしまったのか、理解できない」
警察も詐欺の巧妙さを認め、注意を呼びかけています。
「会ったことのない人からお金の話が出たら、すぐに警戒してください」
ロマンス詐欺を防ぐポイント
このような被害に遭わないためには、以下の点に注意しましょう
- 見知らぬ相手に心を許さない
甘い言葉や未来の約束は、冷静に受け止めましょう。 - 家族や友人に相談する
誰かに相談することで冷静さを保てます。 - 怪しい投資話には近づかない
専門家に相談するなど、信頼できる情報源を利用してください。 - 自分の感情をコントロールする
恋愛感情に流されないよう、常に客観的な視点を持つことが大切です。
おわりに
出典
*この記事の内容は、2024年12月25日YAHOO!ニュース【news23】を参考に作成しました。
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