【実体験】ロマンス詐欺に遭った私の物語

私自身が実際に遭った詐欺の詳細や、その後の行動をステップごとに紹介します

金トレード

ロマンス詐欺の実態:Facebookで始まる危険な関係とその手口(2)

2件目の詐欺被害

2件目の詐欺被害に遭います。1件目と共に同時進行していきます。
ロマンス詐欺の実態:Facebookで始まる危険な関係とその手口(1)
騙されるまでのプロセスは、一件目とほぼ同じです。同時進行していく中で、ネットショップの件をMに話をしたら「それは詐欺だ!すぐやめなさい」と忠告したのは、なんとこのMなのです。

ロマンス詐欺の始まり:Mとの出会い

Facebook

2023年、私のFacebookの投稿にコメントをくれたのがMでした。Mのコメントに友達承認をすると、会話が始まりました。

不思議な縁

ある日の夜、Mからのメッセージはこうでした。

ユーザーのアイコン
こんばんは、Sさん。友達になれて嬉しいです。変な蜘蛛にも感謝します(笑) これも縁だと思います。Sさんはこれを縁だと思いますか?今後よろしくお願いします。

私は返信をしました。

男性アイコン
まさか一昔の蜘蛛で繋がるとは、縁だと思いますね。何かいい方向に向かうといいですね(^^)

その後、Mは続けてこう語りました。

ユーザーのアイコン
はい、人の一生には不思議なことがたくさん起こると思います。これが縁です。一瞬の躊躇ですれ違う機会もあれば、一瞬のわがままで指の間を滑り落ちる縁もある。チャンスは自分でどう捉えるか、縁は自分の選択次第だろう

プロフィールの紹介

会話が進むにつれ、Mのプロフィールも明らかになりました。Mは1984年生まれで独身。6歳の時に両親が離婚し、父と一緒に中国で生活し、その後マカオに移住したとのこと。彼女は自らのビジネスを立ち上げ、現在マカオに住んでいます。そして、母が体調を崩しているため、10月に母のために家を買いに東京へ帰る予定だと告げました。北海道は湿気が少なく、母にとって良い環境だと。

ユーザーのアイコン
Sさんと知り合えてよかったです。できれば、家を紹介してくれてもいいです。お願いします

と、Mは私にお願いしました。

LINEでのやり取り

何度かやり取りを続けた後、彼女はこう提案してきました。

ユーザーのアイコン
私のFacebookとMessengerはパソコンにログインしているので、普段は母や友達とLINEを使って交流しています!LINEを使って連絡してもいいですか?

その後、ラインで毎日のように会話が続きました。
内容は、たわいのない挨拶から始まり、天候や食事のこと、Mが住んでいるマカオのことなど話題は広範囲に及びました。たまにスマホに送られてくるMの姿はちょっときれい系のお姉さん。だんだん恋心が芽生えてくるのを感じてました。

Mの叔父が登場

そんな会話で盛り上がっている中で、経済学の権威というMの叔父を紹介されました。叔父の指導の下、金のトレードで儲かっている話です。その後の会話の中でも頻繁に叔父の指導での儲け話が出てきます。そして具体的に投資のやり方についての説明があって、10万円で始められるということです。私も興味があったので「10万円なら」と、軽い気持ちで始めることにしました

叔父とのLINEで国際ゴールド市場でのトレードの指導を受けます。
メタ5の口座を作らされ、1回目から利益があり資金を積むと利益額も上がるといい、資金増額で2回目はさらに大きな利益がでました。こうして、資金投入を勧められ利益がどんどん増えていきます

資金投入の催促

その後は運用資金少なすぎて、運用益が出ないので100万入れた方が良いといいます。私が

そんなに資金はない

というと

Mに相談してみたら

とアドバイスされます。Mに相談すると

「50万円応援するから50万円用意しなさい」

MがVLC口座に50万円入金してきました。私は、追加で50万円振り込んだのです。

その後、叔父から

国際ゴールド市場にビッグチャンスが訪れる。参加するには条件があり、最低200万円用意しないとチャンスを手に入れることはできない

Mからも催促の連絡があり

「このチャンスを逃すと次はいつ訪れるか誰にもわからない。だからすぐに資金を用意しなさい」と。

心は揺れ動いたが、もう資金調達は限界でした。

資金の引き出しを試みるが・・

VLC口座に運用益が相当プールされていたので、ここから資金を引き出して、再投資をしようと考え、とりあえず50万円の出金指示をVLC管理者に依頼しましたが、何日たっても振り込まれないため、再度催促をしたところ

尊敬する●●●ユーザー
こんにちは
申し訳ありませんがお知らせします。 今回はSWIFT国際決済システムを使って送金します。 ロシア戦争に関与した日本の経済制裁により、日本はこのシステムの国際的な多額の送金に抵抗した。
送金途中でこの取引は日本に拒絶された。 今回の大口送金は中止になりました。
500000.00円の送金に失敗しました。 アカウントが凍結しました。 システムはユーザーの口座資金の安全を守るためです。 良好な投資環境を維持し、投資家のユーザーの切実な利益を保障する。 口座情報がロックされ、口座資金が凍結されました。
システムが解決方法を提示するのは検証金が必要である。 検証金は口座総資金62348.96ドルの15%である9352.34ドルと規定されており、9352.34ドルは2023年09月25日のリアルタイム為替レートで日本円に換算すると1387275円となり、納付後口座は2時間以内に解凍を完了し、検証金は口座解凍後1営業日以内に自動的に本人の銀行口座に戻される。
口座の解凍に成功した後、再送金が必要な場合。 その他の大口支払いシステム、現在のCHAPS、BACS、Large-value、payment、systemsを選択する必要があります。
口座番号が●●●のユーザーは09月29日23時59分までに口座の解凍を完了する必要があるとシステムが提示し、規定時間内に口座の解凍が完了しない場合、システムは毎日自動的に口座資金の2.4%の延滞金を差し引く。

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ここで、初めて「騙された!」と気づきました。

送金回数:7回
総被害額:300万円

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